Special Features Related to This Product

Books

シャルル・ドゥ・ゴール 自覚ある独裁 角川ソフィア文庫

Kenichi Sato

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784044007324
ISBN 10 : 4044007322
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2022
Japan

Content Description

20世紀の政治家で、シャルル・ドゥ・ゴールほどドラマチックな逸話を持つ人物はいないだろう。1940年パリ陥落の際、ロンドンに逃れて「自由フランス」を設立。ラジオでレジスタンスを呼びかけるが、ドイツの傀儡ヴィシー政府を率いるのは軍隊時代の上官ペタンだった。暗殺の危機を乗り越え、フランス降伏の事態から自国を再生し、戦後はアメリカの保護を拒否。フランスの威信を内外に訴えた生涯を描く直木賞作家の本格評伝。

目次 : 第1章 反逆児/ 第2章 六月十八日/ 第3章 自由フランス/ 第4章 戦うフランス/ 第5章 フランス国民解放委員会/ 第6章 フランス共和国臨時政府/ 第7章 第四共和政/ 第8章 第五共和政/ 第9章 アルジェリア問題/ 第10章 偉大なるフランス

【著者紹介】
佐藤賢一 : 1968年、山形県鶴岡市生まれ。山形大学教育学部を卒業後、東北大学大学院文学研究科で西洋史学を専攻。93年「ジャガーになった男」(集英社)で第6回小説すばる新人賞、99年『王妃の離婚』(集英社)で第121回直木賞、2014年『小説フランス革命』(全12巻、集英社)で第68回毎日出版文化賞特別賞、20年『ナポレオン』(全3巻、集英社)で第24回司馬遼太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • yamatoshiuruhashi

    ドゥ・ゴールの伝記を読みたくて本書を手に入れる。戦中戦後、徹底してフランスを偉大ならしめるために働くのは彼が本当の軍人であったからか。少数連立与党の政治では国を守れないと喝破し、自ら決めた法で独裁者と呼ばれるようになり、その法でその地位を追われる。嫌になる程「フランス」の国際的地位には拘りながら、権力そのものについては恬淡とした部分も見える。少年だった私には同時代のドゥ・ゴールは米英が見るように面倒なだけのイメージだったが、母国フランスを基盤に考えるとこのような頼もしい政治家はいない。改めてファンとなる。

  • Ex libris 毒餃子

    シャルル・ドゥ・ゴールの伝記。フランスのためならなりふり構わず、打ち上げていくスタイルは憧れます。ペタンでもドゥ・ゴールでもフランスの国体は維持できたのは外交力である。第四共和政から第五共和政への移行は政治力の賜物である。

  • 鐵太郎

    シャルル・「ドゥ」・ゴールと書くのは、フランスを主戦場とする作家としての意地でしょうか。(笑) 佐藤賢一によるこの希代の「英雄」の一代記。サトケン節に食傷気味だったので角川選書で出ていた時は読まなかったのだけど、文庫になって読んでみると面白い。なにしろ文体が、史実というには生き生きとしすぎています。不屈の男が第二次大戦で今のフランスを守り、作り上げた経緯、そして戦後の失脚と「乃公出でずんば」とばかりに情勢を見きわめて政界復帰し、成すべき事をなして引退するまでを、この新たなサトケン節で読めるのは嬉しいなぁ。

  • nagoyan

    優。米英からの情報が多い日本では、高慢なひねくれ者という印象が強いように感じる。本書で描かれるド・ゴールはそれとは違う。融通の利かない気真面目な一刻者。たとえ恩義がある上司と言えども信念に違うことには屈服しない。フランス国民の偉大さを信じ、英米の様々な嫌がらせにも屈せず、ナチだけでなく、寧ろ多くアメリカの権力主義に抵抗し、祖国を軍政から免れさせ、戦勝国、常任理事国への道を歩ませた。のち、アルジェリア問題では、反乱者に屈せず、民意に問いながら危機を克服した。最後は最愛の娘と眠ることを望んだ。感動した。

  • Tatsuo Ohtaka

    第二次世界大戦期にフランスの主権を守るため「自由フランス」を設立。戦後はその一貫した姿勢でフランスを「敗戦国」にさせなかった、長身で尊大な大統領の劇的な生涯。面白い!

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items