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半七捕物帳 2 時代推理小説

Kidou Okamoto

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334732301
ISBN 10 : 4334732305
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2001
Japan

Content Description

ご存じ、半七老人が語る捕物談傑作集。著者綺堂が探偵役の半七に「江戸時代のシャーロック・ホームズ」であれと願っただけに、奇怪な事件も、論理的な推理手法で解決されている。捕物帳の原典!「鷹のゆくえ」「向島の寮」「小女郎狐」等十三編収録。本格推理小説と江戸の風物詩が一体となった文学史上の一大傑作、より読みやすく新装刊。

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • k5

    一巻よりもミステリとしての厚みが増したような気がしました。半七があくまで語り手で、本篇に登場しない作品があるのもリアル。「子女郎狐」とか裁判の判例の話だという。中篇の怪談話「津の国屋」や、筋書きまでシャーロック・ホームズ感のある「向島の寮」、ヴィジュアル的に想像力をかき立てる「蝶合戦」などが好きです。

  • saga

    古書ではなく、新刊文庫として本書が入手できる驚きと喜び。半七が活躍した幕末の江戸に、季節や風景の描写と、江戸言葉がいざなってくれる。本書では、半七が直接に関わった捕り物以外の伝聞を語る話も入っているが、読者は違和感なく物語世界へ入っていける。1917年(大正6年)から連載が始まった本シリーズは、解説の森村誠一氏が指摘するとおり、捕物帖のプロトタイプであり、時代考証の参考となることを、つくづく実感できる。

  • sin

    巻末で解説の森村誠一が捕物帳を分析して「車、コンピューターが使えない…」とらちもない“約束事”を並べ立てているが、ありていにいってこの世代の推理作家が嫌いだ。海外の小説家は無駄な言葉を削りとって文章を構築するが、所謂日本のこの世代の職業推理作家達は勿論全てとは云わないが無駄に言葉を積み重ねているように思えてならない。比べて綺堂は呆気なく感じ取れる程簡潔に物語を組み上げていくそこには海外作家の技巧とは違う粋があり野暮を嫌う姿勢が見える。その為かどうかこれ程までにこの作品に相応しくない解説者もないと思える。

  • アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

    再読本。半七老人の手柄話シリーズ第二弾。今作、狐や河童、化け銀杏や鬼娘など、少し不思議な怪異譚……かと思いきや、半七親分はキリリと現実的、合理的に推理力を駆使して事件を解決。江戸時代といえど、あんまり個人の裁量でどうこう出来ない、ちゃんと法整備されていたんだと言いながら『鷹のゆくえ』など粋な解決を見せる半七に痺れた。

  • 澤水月

    迷信・怪談ものが多いが現代のように理知的に解く(が、時折まじ怪談混じるのが油断ならない)。名奉行の例に大岡越前守だけでなく根岸肥前守(怪談奇談集・耳嚢の著者)わざわざ入れてくるし!モノ盗り・怨恨でない快楽殺人の概念が普通に出てきて驚愕。江戸の刑罰は情だけでなくきちんと私刑にならぬよう審議されていたことも書かれ小説でありつつ江戸史料・資料のタネ本級。

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