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まぬけなこよみ 朝日文庫

Kikuko Tsumura

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022650832
ISBN 10 : 4022650834
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2023
Japan

Content Description

初詣の帰り道に正月の終わりを感じて絶望し、雛人形たちの人間関係を想像する。こたつ、花火、新蕎麦まで風物詩にまつわる思い出を、超庶民派芥川賞作家がのほほんと綴る。ときに爆笑、ときにホロリとなりながら、季節が巡るのが楽しみになる歳時記エッセイ集!

目次 : 新年(初詣はめでたくつめたい/ かるたの宇宙 ほか)/ 冬から春へ(厄除け後のゆるゆる/ 高校は筆談の彼方に ほか)/ 春から夏へ(自転車の頃/ 寿司とカーネーション ほか)/ 夏から秋へ(ガラス戸越しの稲妻/ 土日ダイヤお盆クラブ ほか)/ 秋から冬へ(膝掛けを持った渡り鳥/ ライフワーク千歳飴 ほか)

【著者紹介】
津村記久子 : 1978年大阪府生まれ。作家。2005年『君は永遠にそいつらより若い』(受賞時タイトル「マンイーター」)で太宰治賞を受賞してデビュー。08年『ミュージック・プレス・ユー!!』で野間文芸新人賞、09年「ポトスライムの舟」で芥川賞、11年『ワーカーズ・ダイジェスト』で織田作之助賞、13年「給水塔と亀」で川端康成文学賞、16年『この世にたやすい仕事はない』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、17年『浮遊霊ブラジル』で紫式部文学賞、19年『ディス・イズ・ザ・デイ』でサッカー本大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • いつでも母さん

    津村さんのお人柄なのかな?ゆったりとクスッと読める歳時記エッセイ。ご本人は「『くらしのこよみ』まぬけ版」とおっしゃられたが、ならば私もその一員と言うのは間違いない(汗)毎夜、眠りにつくまえのひと時、心を凪にさせて頂いた。

  • アイシャ

    歳時記をテーマにした連載をまとめたもの。暦に関わる話なので、どうしても幼い時の話が多くなるし、直接的ではなくとも、津村さんの家族の話が立ち上ってきた。父親のこと、母親のこと、それぞれの祖父母のこと。なんとなくだが、ちょっと暗ーくなりやすい体質の原点が透けて見えたような気がする。でも津村さんの根底にある大阪人としてのユーモアの塊がその沈鬱に傾きやすい心根を包み込んでいるのは嬉しい限りだ。大阪から片道2時間かけて京都の大学に通学。で、当時は京都を満喫されていなかったようだが、今はそれを取り返しているみたいだ

  • niisun

    津村記久子さんの小説が好きなので、初めてエッセイにも手を出してみました。内容も気にせずにこの本を選んでしまいましたが、『まぬけなこよみ』・・・。そうですよね、“歳時記”でしたか。津村さんご自身もあとがきで書かれてますが、約3年の連載で、子ども時代から今に至るこれまでの人生を総動員しているので、津村さんの1年というより津村さんの一生を読んだ感じです。ただ、個人的にはお題の決まったエッセイではなく、もっと自由に書いたエッセイを読みたいですね。何しろかなり変わった趣味嗜好をお持ちのようですしね。

  • Nat

    図書館本。「ウェブ平凡」で3年間にわたって連載されたものを加筆修正したエッセイ集。津村さんの日常が伺えて、ふっふっと笑えてしまう。七五三についての記述での不二家の千歳飴に対する思いに激しく同意。私も不二家の千歳飴が好き!「不二家の棒状のミルキー」をたまに買いたくなっていた。大晦日が好きで、お正月以降はちょっとさめるという気持ちもわかる。お正月になると、もうすぐ仕事が始まってしまうという気分になるものね。

  • hitomi.s

    大人になったと言って十分すぎる年齢だし、日本に生まれて日本で暮らしている中で、季節はいつでもすぐ傍にあるので「なんかそろそろ、都度都度愛でたい」とぼんやり思ってた。たしなみ、みたいな風に。(ご挨拶代わりの)「天気の話」。この「天気の話」という言葉の、その響きが子どもの頃から「大人っぽい」「なんか格好いい」魅力的なものでした。そんな私に丁度な本。津村さんが書かれる季節の本。背伸びせずに自分なりの季節の愛で方も「粋」と呼ぶことにする。大人なので。私なので。これで良い。これが良い。

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