Books

やりなおし世界文学

Kikuko Tsumura

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784103319832
ISBN 10 : 4103319836
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2022
Japan

Content Description

ギャツビーって誰?名前だけは知っていたあの名作、実はこんなお話だったとは!古今東西の92作。物語の味わいを凝縮した世界文学案内。

目次 : ギャツビーは華麗か我々か?―スコット・フィツジェラルド『華麗なるギャツビー』/ あるお屋敷のブラックな仕事―ヘンリー・ジェイムズ『ねじの回転』/ 「脂肪の塊」は気のいい人なのに―モーパッサン『脂肪の塊・テリエ館』/ 流れよ理不尽の破滅型SF―フィリップ・K・ディック『流れよわが涙、と警官は言った』/ こんな川べで暮らしてみたい―ケネス・グレーアム『たのしい川べ』/ スパイと旅する人間模様―サマセット・モーム『アシェンデン 英国秘密情報部員の手記』/ 頑張れわらの女―カトリーヌ・アルレー『わらの女』/ レモンの上司がパインとは―アガサ・クリスティー『パーカー・パイン登場』/ 技と感動のくだらなさ―フレドリック・ブラウン『スポンサーから一言』/ 終わりのない夜に生まれつくということ―アガサ・クリスティー『終りなき夜に生れつく』〔ほか〕

【著者紹介】
津村記久子 : 1978年大阪市生まれ。2005年「マンイーター」(のちに『君は永遠にそいつらより若い』に改題)で太宰治賞を受賞してデビュー。08年『ミュージック・ブレス・ユー!!』で野間文芸新人賞、09年「ポストライムの舟」で芥川賞、11年『ワーカーズ・ダイジェスト』で織田作之助賞、13年「給水塔と亀」で川端康成文学賞、16年『この世にたやすい仕事はない』で芸術選奨新人賞、17年『浮遊霊ブラジル』で紫式部文学賞、19年『ディス・イズ・ザ・デイ』でサッカー本大賞、20年「給水塔と亀(The Water Tower and the Turtle)」(ポリー・バートン訳)でPEN/ロバート・J・ダウ新人作家短編小説賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • KAZOO

    世界の92の文学作品をきめ細かに紹介してくれる本です。新書などでよく読書家関連の本がありますが、それとは一線を画しているような気がします。かなり克明な解説(あるいは読書録といったほうがいいのかもしれません)で読んでいて納得したりしています。既読の本も3割方あるのですが、この文章を読むと再度読みたくなります。読みたい本が増えてしまいました。

  • 修一朗

    「名前だけは知ってるけどこいつ一体どんなやつなん?」という人は自分にもたくさんいます。なのでここで紹介された本の中で興味を持ったやつを選んで読むことにします。読んだことある本の部分はちゃんと読んで,読んでなさそうでこれから読むかもしれない本のところはサッと読み。津村さんの解説は情報量が多くてしかも主人公の内面に踏み込んでいるので油断すると読んだ気になっちゃうのだ。索引はメモとったので大丈夫。積読してある奴から始めます。たぶんクロフツとディクスン・カーから。あ,その前に津村記久子本の積読本が先だな。

  • 愛玉子

    津村さんが語る、92もの世界文学。まずその冊数にビビるけれど、文章が軽妙でとても読みやすいので、読んでいない作品は読みたくなるし、読んだ作品についてはそこまでおもろい話じゃなかったよ姐さん!とツッコミ入れつつ、でもそこまで言うなら…とまんまと再読したくなったり。ちょっと難しいかもしれないけれど、中学生の読み聞かせ・ブックトークで使ってみようかな。真摯に薦めたい『夜と霧』、ウケ狙いで『ドリアン・グレイの肖像』あたりなら大丈夫そう。どちらも8分ほどで読めるし、リズム感が良いので、声に出して読むのも楽しいです。

  • まこみや

    読書ガイドまたは文学案内としてふさわしい原則は?@未読の本については、これは是非読まなくちゃと読書意欲を唆るものであること。A既読の本については、テーマでも内容でも文章でもいいが、とにかくなんらかの点で新しい視点を示唆してもらいたい。曖昧模糊だった作品がくっきりとした輪郭で顕在化してくれるならば申し分がないけれど。B特に名作・古典と称されるものであれば、定評のある御高説や解説によりかかった二番煎じのものではなくて、筆者の身丈から発した自分の言葉で語ったものであってほしい。本書はこの三つの原則に適っている。

  • がらくたどん

    「やりなおし」というからには既に一度は「やっている」または「半分まではやった」位がスタートラインなのだろうな〜。しかも「世界文学」だから地域が広いだけではなく時間が広い。と怖気付きながら読み始め、当然「初めまして」もあったが、とても楽しく読めた。若気の頑固で自分の時代の自分の文化で仕切って測って評するから「世界文学」はシンドかったのだとしみじみ思った。「その時そこはどんなだったの?」「へ〜、今の自分はこんなだけど、案外似てるとこもあるしビックリも多いや」文学を通して世界や過去と仲良しになれるかもしれない♪

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items