Books

サバティカル

Ko Nakamura

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022516039
ISBN 10 : 4022516038
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2019
Japan

Content Description

転職先への入社まで5ケ月―。ぽっかり空いた“人生における休暇”のあいだ、僕は、新しい何かをはじめられるだろうか。エンジニアとして無我夢中に働きつづけ、33歳で転職を決めた。次の会社に入社する4月まで、僕は自分に何ができるかを試すように、いくつもの「宿題」をクリアしていく。『リレキショ』『夏休み』から『100回泣くこと』まで、青春&恋愛小説の王道を紡いできた著者が届ける、もうひとつの愛と恋。

【著者紹介】
中村航 : 1969年岐阜県生まれ。2002年「リレキショ」で文藝賞を受賞しデビュー。2004年『ぐるぐるまわるすべり台』で野間文芸新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 夜長月🌙

    海外にはサバティカル休暇というのがあって長期勤務者は長い場合には一年くらい休暇が取れ、充電期間としたり短期移住したり論文を書いたりするそうです。梶くんは転職に際して次の仕事が始まるまで5ヶ月間休みが取れることになりました。私も梶くんと同じようにTo Do Listを作って何をするか計画すると思います。けれど計画を立てても予定通り行かないのが現実です。そして思わぬ方向に人生は転がっていき、行き着く先に見える風景は結局過去の行為に導かれたものなのです。

  • ででんでん

    ものすごく久々の中村航。アセクシャルという言葉も知らず、ただただ5ヶ月の休暇を過ごしていく物語だと思い、単純にいいな〜と図書館で手に取った。改めて、当たり前なんて存在しないということを再認識。自分も当たり前を押しつけたくないし、押しつけられたくもない。淡々とした筆致の中に、確かにそうだとうなずける表現がたくさんあり、登場人物に寄り添いたくなるような、好きな作品だった。門前さんも魅力的だが、読んだ作品が少ないのでわからないのが寂しい‼ふたりの再会(サバティカルの報告会)を覗いてみたい😊出戻り歓迎”もナイス

  • とろとろ

    サバティカルという単語を初めて知った。アセクシャルという意味がどういうことなのかも分かった。サバティカルをプロジェクト管理ツールを使いながら消化していく、みたいな淡々とした話の進み具合は、もしやこの作家さんの特徴なんだろうか。出て来る登場人物すべてが,見事なまでに洗練されていて何の悩みも何の恨みも何の疑問も持たずに人生を生きているなんて、なんか童話の中にいるような世界観でどう考えても自分にはしっくりこなかったなぁ。これはアセクシャル的感情なのか?。「とりガール!」とか実写版の映画になっているんだなぁ。

  • 2019年の読み納めかな。アセクシュアルのことは初めて知った。単純には切り分けできない感情を持つ人がマイノリティで、多くが異性愛が当たり前と思われている社会が今の現状。愛情を持っているのに、それが家族をつくれないのは理解が進んでいないせい。決して梶くんのせいでもなく、夏菜子ちゃんのせいでもない。ただ、それが傲慢で綺麗事な言い方なのかもしれない。「みんな違ってみんないい」と言いたいけど、難しいな。

  • ぶんこ

    会社に10年以上勤務した後転職。転職先の初出勤日が5ヶ月後となった33歳梶さん。To Doリストを作り、開脚を入れているのが面白い。ギターや将棋はなんとなくわかる。料理もいいな。読んでいて今どきの草食男子と思っていたら、普通の恋愛感情がわからないという悩みを抱えていたのには驚きました。そんな梶さんが、将棋師匠の吉川さんの話から、離婚後に会えないままの娘の話を聞いて、娘探しを始める。娘の香奈さんが大らかで、男女としてではなく仲良くなるのがいいな。と思っていたら?最後は何かな?

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items