環境磁界発電原理と設計法 設計技術シリーズ

【目次】


はじめに


第１章　環境磁界発電とは


第２章　環境磁界の模擬
２.１　空間を対象 ２.１.１　Category A
２.１.２　Category B
２.１.３　コイルシステムの設計
２.１.４　環境磁界発電への応用

２.２　平面を対象 ２.２.１　はじめに
２.２.２　送信側コイルユニットのモデル検討
２.２.３　送信側直列共振回路
２.２.４　まとめ

２.３　点を対象 ２.３.１　体内ロボットのワイヤレス給電
２.３.２　磁界発生装置の構成
２.３.３　磁界回収コイルの構成と伝送電力特性
２.３.４　おわり



第３章　環境磁界の回収
３.１　磁束収束技術 ３.１.１　磁束収束コイル
３.１.２　磁束収束コア

３.２　交流抵抗増加の抑制技術 ３.２.１　漏れ磁束回収コイルの構造と動作原理
３.２.２　漏れ磁束回収コイルのインピーダンス特性
３.２.３　電磁エネルギー回収回路の出力特性

３.３　複合材料技術 ３.３.１　はじめに
３.３.２　Fe系アモルファス微粒子分散複合媒質 ３.３.２.１　Fe系アモルファス微粒子
３.３.２.２　Fe系アモルファス微粒子分散複合媒質の作製方法
３.３.２.３　Fe系アモルファス微粒子分散複合媒質の複素比透磁率の周波数特性
３.３.２.４　Fe系アモルファス微粒子分散複合媒質の複素比誘電率の周波数特性
３.３.２.５　215 MHzにおけるFe系アモルファス微粒子分散複合媒質の諸特性

３.３.３　Fe系アモルファス微粒子分散複合媒質装荷VHF帯ヘリカルアンテナの作製と特性評価 ３.３.３.１　複合媒質装荷ヘリカルアンテナの構造
３.３.３.２　複合媒質装荷ヘリカルアンテナの反射係数特性
３.３.３.３　複合媒質装荷ヘリカルアンテナの絶対利得評価

３.３.４　まとめ



第４章　環境磁界の変換
４.１　CW回路 ４.１.１　CW回路の構成
４.１.２　最適負荷条件
４.１.３　インダクタンスを含む電源に対する設計
４.１.４　蓄電回路を含む電力管理モジュールの設計

４.２　CMOS整流昇圧回路 ４.２.１　CMOS集積回路の紹介
４.２.２　CMOS整流昇圧回路の基本構成
４.２.３　チャージポンプ型整流回路
４.２.４　昇圧DC-DCコンバータ （ブーストコンバータ） の基礎



第５章　環境磁界の利用
５.１　環境磁界のソニフィケーション ５.１.１　ソニフィケーションとは
５.１.２　環境磁界エネルギーのソニフィケーション
５.１.３　環境磁界のソニフィケーション

５.２　環境発電用エネルギー変換装置 ５.２.１　環境発電用エネルギー変換装置のコンセプト
５.２.２　回転モジュールの設計
５.２.３　環境発電装置エネルギー変換装置の設計

５.３　磁歪発電
５.４　振動発電スイッチ ５.４.１　発電機の基本構造と動作原理
５.４.２　静特性解析
５.４.３　動特性解析
５.４.４　おわり

５.５　応用開発研究 ５.５.１　環境磁界発電の特徴と応用開発研究
５.５.２　環境磁界発電の応用分野
５.５.３　応用開発研究の取り組み方

５.６　中小企業の産学官連携事業事例紹介（ワイヤレス電流センサによる電力モニターシステムの開発） ５.６.１　第一次電力モニター （見える化） システム
５.６.２　第二次電力モニターシステム開発
５.６.３　電力モニター （見える化） による省エネ実績

５.７　信州大学と環境磁界発電プロジェクト ５.７.１　環境への意識を持った人材育成
５.７.２　環境磁界発電プロジェクトとは
５.７.３　最後に

著者：
信州大学田代 晋久氏 [監修]
脇若 弘之氏
佐藤 敏郎氏
曽根原 誠氏
水野 勉氏
卜 穎剛氏
宮地 幸祐氏
中澤 達夫氏
生稲 弘明氏
笠井 利幸氏

【著者紹介】
田代晋久 : 信州大学学術研究院（工学系）准教授。九州大学大学院総理工助手、信州大学工学部助教を経て２０１２年より准教授。研究分野は磁気応用工学で、主に微弱磁界計測技術とその応用に関する研究。ＩＥＥＥ学会会員、ＡＥＭ学会会員、電気学会上級会員。信州大学ＳＤＴＣ運営委員、ワイヤレス電力伝送実用化コンソーシアム学識委員、３Ｇシールドアライアンス会員メンバー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）