Langgaard, Rued (1893-1952) Review List
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Posted Date:2020/10/26
かれこれ30年以上前、レコード芸術誌のマイナー作曲家特集にて紹介されていたデンマークの作曲家である。ただ興味をそそられたが、当時CDはシャンドスのヤルヴィ盤ほか数点しかなく、結局そのままスルー状態でしたが、いつのまにかダカーポレーベルにて交響曲全集が、しかもSACDにて発売されていて驚いたと同時に、早速購入しました。全体的に穏健な近代作品といった感じで、「あの雷のいる所」などの変なタイトルの曲があるが、あまり音楽とタイトルとの関連性は感じられなかった。叙情的な音楽もあれば、渋い音を突きつけてくる曲もあり、表現の幅はそこそこ広い。穏健なニールセンといった作風である。曲数も多く、オーケストレーションもしっかりしていて、取り組み甲斐のある作曲家である。デンマークといえばニールセン、ゲーゼの他は知らないという方は一聴の価値ありである。
silver .
Posted Date:2019/02/24
ロジェストヴェンスキイのレパートリーの広さには目を見張るものがある。 ルーズ・ランゴーというあまり知られていない作曲家の作品だが、その音楽を的確に指揮してしまうのだからさすがだ。 しかも『間奏曲』以外は世界初録音。もちろんランゴーの祖国であるデンマーク国立放送交響楽団の力も大きいのだろう。 『終末の時(時の終わり)』はタイトルからこの世との分かれを音楽にした悲劇的なものをイメージしていたが、悲しみを単純に表現した音楽ではなかった。 『ソロモンの歌より』はソリスト、オルガン、オーケストラ、合唱団で演奏されるR.シュトラウスかと思うほどの後期ロマン主義の音楽でとても美しい。 デンマーク国立放送交響楽団の演奏も美しいし、ロジェストヴェンスキイがこのようなロマンチックな音楽をクールでなく暖かく指揮していることに驚いた。R.シュトラウスやワーグナーの作品を指揮しても名演奏を残したのではないのかとこの録音を聴いて思った。ワーグナーのオペラを振ったことはあったのだろうか? 『間奏曲』は演奏時間は10分程だが、オーケストラとオルガンのためのスケールの大きい作品。 『われらの偉大な作曲家ニールセン』は冒頭の旋律が何度も何度も繰り返される不思議な作品。これはある意味皮肉のようなものも感じられる。最後は機械的にフェイドアウトしたように録音は終わるのだが、これはエリック・サティのピアノ作品『ヴェクサシオン』のような何回も繰り返す指示が楽譜にあるのだろうか?
ユローヂィヴィ .
Posted Date:2019/01/03
素晴らしいです。現代音楽とは言い難いですが、その魁でしょうか。100年前の作品としては斬新です。リゲッティ―が意識していたランゴーの作品です。ちなみに動画サイトでみつけたスコアを見ると、音符の並び方も綺麗でした。
テリーヌ .
Posted Date:2018/12/16
これは名曲・名盤です。 ランゴーという聞きなれない名前に、難しい音楽を書いた作曲家なのかと勝手に想像していたが、いざ音楽を聴いてみるとその美しさに心奪われた。 『天体の音楽』はオルガンや声楽を取り入れた意欲的な作品。 天体をテーマにした音楽作品としてはホルストの組曲『惑星』がまず頭に浮かぶ。組曲『惑星』では一つ一つの惑星に神話の物語やイメージをあてはめているが、ランゴーの『天体の音楽』は天体の動きのイメージを抽象的に音楽で表現したように感じた。 『4つの音の絵』も、R.シュトラウスの『4つの最後の歌』とつい比較したくなる。『4つの最後の歌』と同じくソプラノと管弦楽のためのとても美しい作品だ。 ロジェストヴェンスキイとデンマーク国立放送交響楽団他による澄みきった音がランゴーの音楽にピッタリだ。
ユローヂィヴィ .
Posted Date:2018/02/26
第1番の交響曲が素晴らしい傑作だ。18歳ほどでかかれた作品らしいが信じられない出来栄えである。1時間ほどを要する大作でとくに第一楽章の壮大な音楽は20分程にわたるが引き付けられる。この1楽章の一部はテレビなどで使われていたようで聞き覚えがある。他の曲は30分に満たないばかりか、ひどく断片的な作品もある。1番いがいでは4番の交響曲にひかれた。1番をふくめ作品に表題がついているが、作品との関連がわからない表題が多い。 録音は優秀。
プリン .
Posted Date:2012/07/12
素晴らしすぎます!! ふとしたきっかけで知ったランゴーですが、今ではすっかりその虜に(笑) そんなランゴーの中でも「天球の音楽」とともに最高傑作だと思うのがこの「アンチ・キリスト」です。 ケルンでの歴史的ライヴ(ドイツ語上演)も聞きましたが演奏の格が違います。 トーマス・ダウスゴー以下、デンマーク放送響、合唱団の献身的演奏には心から感動しました。 それにしてもダウスゴーは素晴らしいです! ニールセンの3番やチャイコフスキーも見ましたがいずれも情熱的、かつ非常に感動的な演奏でした。 そんな中でもこの「アンチ・キリスト」は別格の演奏です。 出だしから一気に引きこまれます。 そして一気に見てしまいました。 惜しむらくは日本語字幕がないこと。。。 でも特典映像では全曲演奏にコメントがついた映像があること。 これは面白そう(まだ全部見ていません) こんな曲にめぐり合うからやめられないんですねぇ>秘曲探し。。。 美しいメロディと神秘的和音の連続にトキメク人も多いかと。 こんな作曲が埋もれていたなんて、と思う人も多いかと。 20世紀半ばまで生きていた人としては非常に保守的な音楽です。 ギトギトヌトヌトな現代音楽ではありません。 レスピーギ、R.シュトラウスの好きな人ならハマるかも、です。 ☆は5つまでしかないので5つですが10あれば11でも付けたいです!
しるばーさたん .
Posted Date:2010/10/23
ルーズ・ランゴーはデンマークの作曲家で、当時では「北欧最高の管弦楽法の大家」と評された作曲家だそうです。さて、同指揮者・同レーベル、かつ同じデンマークの作曲家としてアスガー・ハンメリクの全集との比較がまず挙げられるところでしょうが、こちらの方が買いです。交響曲全てに加え、版違いのものも全録しているというまさに「コンプリート」。ですが、この作曲家は「交響曲」という形式に当てはまらない小品程度の曲にも交響曲と名前をつけてしまっている部分があります(中期の作品がそれにあたります)。ので、ガチガチに交響曲を聴きたい方はハンメリクを購入してもいいかも知れません。しかしながら、正統派な交響曲の出来はハンメリクを軽く凌駕します。管弦楽法の大家は伊達じゃなく、旋律美にも充ち溢れた傑作が揃っています。ハンメリク自体はお世辞にも管弦楽法がいいとは言えませんね…あちらはレクイエムが名作ですが。ともあれ、メジャーな作曲家でも弦の小編成化を行った演奏で高い評価を得ているダウスゴーの手腕にも支えられ、情感たっぷりでありながら精緻をきわめた演奏でよいSACDに仕上がっていると思います。特に唯一の巨大交響曲である第一番は浸れます。名作です。少しだけ不満点があるとすれば、録音が10年にわたって行われたことで音質に若干の差があること、SACDにマルチチャンネルがない?ということです。
Seiru .
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