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あたしたちよくやってる 幻冬舎文庫

Mariko Yamauchi

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344431195
ISBN 10 : 4344431197
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2021
Japan

Content Description

「“女の子らしく”の呪いを解くことができるのは、“自分らしく”しかないのだから」(「ライク・ア・ガール」より)。だけど世の中、自分らしくあろうとするだけで、なにかと闘うことになる。年齢、結婚、ファッション、女ともだち―いつの間にか自分を縛っている女性たちの日々の葛藤を、短編とスケッチ、そしてエッセイで思索する34編。

目次 : short story How old are you?(あなたいくつ?)/ essay ライク・ア・ガール/ sketch 自分らしく生きることを決めた女の目に涙/ sketch 若さ至上主義に憤るコノシロと未来のあたし/ sketch 夢見る頃を過ぎた元美大生のママですけど何か?/ essay さみしくなったら名前を呼んで/ sketch わたしの新しいガールフレンド/ sketch しずかちゃんの秘密の女ともだち/ sketch サキちゃんのプリン/ essay 気分よく自由でいるために服を着る―SATCに愛を込めて/ essay 私たちはなぜオシャレをするんだろう/ sketch ファッション狂の買い物メモ/ short story あこがれ/ essay 自分をひたすら楽しむの/ sketch ママが教えてくれたこと/ sketch われらのパリジェンヌ/ essay ある時代に、ある夢を見た女の子の、その後/ essay 女の子の名前はみんなキャリー・ホワイトっていうの/ essay 高校の先生に頼まれて書いた、後輩たちへのメッセージ/ short story リバーズ・エッジ2018/ essay あの頃のクロエ・セヴィニー/ short story もう二十代ではないことについて/ essay わたしの京都、喫茶店物語/ short story マーリカの手記―1年の留学を終えて/ essay ここに住んでいた/ essay ニキ・ド・サンファルのナナ/ essay マンスプレイニング考/ short story 1989年から来た女/ essay 夢の上げ膳据え膳/ essay きみは家のことなんかなにもしなくていいよ/ essay 楽しい孤独/ essay ドイツ語に「懐かしい」はない/ short story 五十歳/ short story 超遅咲きDJの華麗なるセットリスト全史

【著者紹介】
山内マリコ : 1980年富山県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒業後、京都でのライター生活を経て上京。2008年「女による女のためのR‐18文学賞」読者賞を受賞。12年『ここは退屈迎えに来て』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • はるを

    🌟🌟🌟🌟🌟。掌編、短編、エッセイと一粒で三度美味しい、さまざまな雑誌から選りすぐった全34篇のアソート的な一冊。彼女の話を読んでいると鏡に映したい自分の内面を映して見つめているような気分になる。性別を越えた「自分」に常に彼女自身が問いかけているからなのか。「よそ様は良いからお前自身はどうなんだ」と。特に良かったのが「あこがれ」「ママが教えてくれたこと」「われらのパリジェンヌ」「わたしの京都、喫茶店物語」「マーリカの手記」「マンスプレイニング考」「五十歳」「超遅咲きDJの華麗なるセットリスト全史」

  • mincharos

    『いくら長生きしても、最初の二十年こそ人生の一番長い半分だ』イギリスの詩人の明言に大変納得。ジェンダー的思考も多く、青子さんにも通ずるところがあって、面白かった。私の中にも知らず知らずのうちに植え付けられてしまった「男の目」があるな〜とも思ったり。「しずかちゃんの秘密の女ともだち」も面白かった!何も考えずに楽しんでたドラえもんだけど、そうだよね、いつもニコニコ男友達の相手して、お風呂を何度覗かれても本気で怒ったりせず、あんなのび太と結婚する未来が確定されているしずかちゃんにだって、色々不満はあるよねえ。

  • エドワード

    今の世を見つめる、短編&スケッチ&エッセイ。世相のスケッチに、この30年ほどの日本の変化がよくわかる。女性同士の共感と嫉妬、スマホやSNSが変えたコミュニケーションの姿など、本当によく見ているなあ、と感心する。「最初の20年こそ、人生のいちばん長い半分だ」という言葉が2回出て来るが、非常に心につき刺さる。令和の今、やたら目につく<輝いていた昭和を懐古する>本やテレビ番組、あれ本当にそうなのか、仕掛け人がいるのか、何かひっかかる。あと「マンスプレイニング」という言葉を始めて知り、これは要注意と自戒します。

  • JILLmama

    山内さんとは同世代なので、共感しかない。 若い頃の焦りや、自分はどうなっていくのか。どうなりたいか。あの頃のそわそわ感が懐かしい。 女の子みんな、よくやってるよ!

  • びっぐすとん

    【私的冬季課題図書】110円本。小説とエッセイが入り交じった構成で「これは小説?エッセイ?」とわからなくなるような半自伝的なものもあれば、ifな世界が笑えたり、尖ってるお話ありで、楽しかった。ジェンダー的なものを絡ませた話も痛烈で良かった。山内さんより一回り上のまさしくバブル世代の私には当時を思い出し苦笑してしまう部分も。個人的にはしずかちゃんの話が特に好き。

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