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春のこわいもの

Mieko Kawakami

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784103256267
ISBN 10 : 4103256265
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2022
Japan

Content Description

ギャラ飲み志願の女性、深夜の学校へ忍び込む高校生、寝たきりのベッドで人生を振り返る老女、親友をひそかに裏切りつづけた作家…かれらの前で世界は冷たく変貌しはじめる。これがただの悪夢ならば、目をさませば済むことなのに。感染症が爆発的流行を起こす直前、東京で6人の男女が体験する、甘美きわまる地獄めぐり。

【著者紹介】
川上未映子 : 大阪府生まれ。「乳と卵」で芥川賞、『ヘヴン』で芸術選奨文部科学大臣新人賞および紫式部文学賞、『愛の夢とか』で谷崎潤一郎賞、『夏物語』で毎日出版文化賞など受賞歴多数。『夏物語』は英、米、独、伊などでベストセラーとなり、世界40ヵ国以上で刊行が予定されている。世界でもっとも新作が待たれている作家のひとり(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    川上 未映子は、ご主人阿部 和重共々、新作中心に読んでいる作家です。久しぶりの新作は、コロナ禍の重苦しさが反映されているような短編集でした。オススメは『あなたの鼻がもう少し高ければ』&『ブルー・インク』です。 https://www.shinchosha.co.jp/book/325626/

  • うっちー

    芥川賞作家の川上氏の難しい世界観。題名の『春のこわいもの』の雰囲気がなんとなくわかったかな

  • ウッディ

    コロナが蔓延し、未来への不安にさいなまれる現代人の心の闇を描いた短編集。美容整形の費用を貯めるために、ギャラ飲みのバイトを志願する女子学生が面接で放たれた心無い言葉と絶望を描いた「あなたの鼻がもう少し高ければ」は、容姿を揶揄する言葉が徹底的に排除される昨今だからこそ、心がえぐられるような言葉のインパクトが強烈でした。経済的にも容姿にも恵まれ、かつては同居までした友人とその母親への意趣返しを描いた「娘について」もなかなかの厭らしさでした。いつの時代も本当に怖いものは人の心の中の悪意なのかもしれない。

  • 周囲の人から理解されていない、周囲の人たちとは心が通じ合っていない、それでも生きて行かなければならない。『春のこわいもの』

  • みっちゃん

    ひととひと。ただでさえ、その本当の気持ちを推し量ったり、通じ合わせるのは難しいもの。それがマスクで表情を隠し、お互いに近寄る事が憚られる今の世の中では、どんなにか。そして閉ざされた密室のような住居の中では閉塞感と不安だけが募っていく。このストーリーも辻褄も、さらには結末さえもあるのかないのか、覚束ないような掌編の数々に、何とも落ち着かなく、いたたまれないような心地にさせられるのはどうしたことだろう。

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