Books

なみだあめ 哀愁時代小説傑作選 Php文芸文庫

Miyuki Miyabe

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569903521
ISBN 10 : 4569903525
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
November/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

料亭の主人・徳兵衛は、老いによる躰の不調や料亭を継ぐ甥への苛立ちから、当てつけとして迷い込んできた子犬に身代を譲ると言い出し…「雨夜の月」(高瀬乃一)、七歳の娘を一人で育てる“何でも屋”の源五郎右衛門は、娘から化け猫のタマの依頼を聞いてほしいと頼まれる。人の命を奪うようになった物の怪退治を請け負った源五郎右衛門だが…「野槌の墓」(宮部みゆき)など、哀しくも心に沁みる短編六編を収録。

【著者紹介】
志川節子 : 1971年、島根県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。2003年、「七転び」でオール讀物新人賞を受賞。13年、『春はそこまで 風待ち小路の人々』が直木賞候補となる

高瀬乃一 : 1973年、愛知県生まれ。名古屋女子大学短期大学部卒業。2020年、「をりをり よみ耽り」でオール讀物新人賞を受賞してデビュー。23年に『貸本屋おせん』で日本歴史時代作家協会賞新人賞を受賞

梓沢要 : 1953年、静岡県生まれ。明治大学文学部卒業。93年、『喜娘』で歴史文学賞、2014年、『捨ててこそ空也』で歴史時代作家クラブ賞作品賞、17年、『荒仏師 運慶』で中山義秀文学賞を受賞

馳月基矢 : 1985年、長野県五島列島生まれ。京都大学文学部卒業。同大学院修士課程修了。2020年、『姉上は麗しの名医』でデビューし、日本歴史時代作家協会賞の文庫書き下ろし新人賞を受賞

諸田玲子 : 静岡市生まれ。上智大学文学部英文科卒業。1996年、「眩惑」でデビュー。2003年、『其の一日』で吉川英治文学新人賞、07年、『奸婦にあらず』で新田次郎文学賞、12年、『四十八人目の忠臣』で歴史時代作家クラブ賞作品賞、18年、『今ひとたびの、和泉式部』で親鸞賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • いつでも母さん

    細谷さん編のシリーズ今回は〈哀愁〉諸田玲子さん『深情け』は哀愁と言うより女の業を強く感じてここに編んだのはちょいと違和感。それでも面白く読んだが・・

  • タイ子

    3人の作家さんが初読みだったので楽しめた。有名料亭の主人が隠居したいが跡取りとどうも反りがあわない。迷い子犬とその世話をすることになった女中とのひとときに自分でも気づかないうちに安らぎを覚えていく「雨夜の月」。馬で出かけた隠居暮らしの老武士が途中で出会う浮浪児の女の子。重い病に罹っているのに誰も世話をしない。女児は行方不明になるも、やがて彼女がもたらした人と人の縁に涙の「夏草ヶ原」。なみだというより、ユーモアに近いのが「深情け」これはどう捉えてよいのやら…諸田さんだわ。宮部さんのゴーストものも楽しい。

  • ひさか

    2023年11月PHP文芸文庫刊。哀愁をテーマにした、6つの時代小説短編アンソロジー。いずれも叙情豊かな話、神童問答と深情けの2編は少し違うのかなとも思うのだが難しい…。野槌の墓は野菊の墓を意識していると細谷さんが書かれているが、ただの語呂合わせじゃないのかと思え、これも難しい…。野槌の墓は、しかし哀しくも心を打つ話であるのは確かです。

  • kagetrasama-aoi(葵・橘)

    「時代小説傑作選・なみだあめ」女性作家による時代小説選〈哀愁〉がテーマです。六編のうち宮部みゆき氏の一編のみ既読。あとの五人の作家さんはお名前を聞いたこともなかった人もいて、不明を恥じ入るばかりです。梓澤要氏の「夏草ヶ原」涙が零れました。将に “なみだあめ” に相応しい一編でした。「神童問答」はシリーズものの「拙者、妹がおりまして」の中の一編、前から気になっていたシリーズなんですが、賑やかな青春時代小説とわかり是非是非読みたいと思っています。新しい出会いがあるこのアンソロジー、素敵な企画です。

  • ちえ

    今回は宮部みゆき氏以外は初めて読む作家ばかり。この中では「夏草ヶ原」が一番好み、しみじみと染みる。「深情け」これはめちゃめちゃ怖い。収録は「文」(志川節子)、「雨夜の月」(高瀬乃一)、「夏草ヶ原」(梓澤 要)、「神童問答」(馳月基矢)、「深情け」(諸田玲子)、「野槌の墓」(宮部みゆき)の六篇。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items