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1フランの月

Mizumaru Anzai

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784093867177
ISBN 10 : 4093867178
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2024
Japan

Content Description

安西水丸、幻の未発表小説を初めて書籍化

ニューヨークからパリ、リスボン、マドリード、ローマへ。イラストレーターである主人公のモノローグと日本にいる恋人への手紙、そして現地でのさまざまな出会い‥‥。これまで日の目をみることのなかった幻の小説「1フランの月」(未完)を没後10年となる2024年春に初めて書籍化。「旅」をテーマにした未刊行エッセイ、イラスト、スケッチなどを加え、懐かしくも新しい、イラストレーター/作家・安西水丸の世界をこの一冊に凝縮。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    久々の安西 水丸です。著者没後10年、幻の未発表小説『1フランの月』の初めて書籍化ということで読みました。 オススメは、やはり表題小説『1フランの月』(但し、未完)&旅のイラスト・エッセイ『オン・ザ・ロード タヒチ ゴーギャンを辿って』です。しかし緩いイメージの著者がドメスティックではなく、インターナショナルだとは思いませんでした。また『1フランの月』には村上龍的な要素も含まれていました。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002499.000013640.html

  • 春ドーナツ

    水丸さんの訃報に接したとき、図書館でひたすら画伯の本を借りまくり、むせび読んだ。YouTubeで何かないかと探したことも思い出す。あれから10年経ったのだ。WEB本の雑誌の新刊案内からのリンクで書誌情報を目にしたとき、驚いた。まだ数年前の話だと思い込んでいたから。今月いっぱいで閉店となる近所の村上書店にお願いして取り寄せてもらった。入口の貼り紙にも打ちのめされた。漫画「普通の人」も村上さんのお世話になったことを、書きながら思い出す。表題作の未完の小説は、というか水丸さんの小説を初めて読んだ。意外な展開で、

  • たっきー

    1971年のヨーロッパを舞台とした表題作は未完。ヨーロッパのいくつかの街を流れていく様子は、著者が実際に旅して見聞きしたものが反映されているよう。本当ならどのような結末になっていたのだろうか。併せて、著者の宝もの(思い出も含めた雑貨)についてのイラスト入りのエッセイも収録されていて、素敵。

  • ganesha

    ニューヨークからパリ・リスボン・マドリード・アテネ・ローマ、イラストレーターと恋人、未完の小説とエッセイと旅のスケッチ。「闘牛場の西陽を浴びながら、ゴヤやピカソ、ガウディ、ダリといったこの国の生んだ強い個性を思った」と「彼には妙な暗さはなく…オープンなだけに人は煙に巻かれ、彼をよけいに謎めいて見る」が印象に残った。

  • sadaru

    「没後10年−幻の未発表小説を書籍化!」/安西水丸さんの旅を題材とした小説(未完)と旅のイラストや想い出が書かれている。安西さんのなんとも言えない優しいイラストも好き。自分も旅に出て絵を描いてみたくなりました。

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