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ISBN 10 : 4750344303
Content Description
科学者や起業家と並んで、芸術家もまた我々の社会におけるイノベーションにとってお手本である。当然のことながら、芸術教育(arts education)は、批判的で創造的な思考、動機付け、自信、そして効果的にコミュニケーションをとったり協力したりする能力など、イノベーションにとってだけでなく、数学や科学、読み書きといった芸術以外の教科においても、必要不可欠と見なされているスキルを身に付ける1つの手段であると広く言われている。芸術教育は本当に、我々が「イノベーションのためのスキル」と定義付けている3つのスキル、すなわち技術的スキル、思考・創造のスキル、そして社会的・行動的スキルといった性格に関わるものに対して、積極的なインパクトを与えるのだろうか。本書は、こうした成果に対する芸術教育のインパクトに関する、様々な実験に基づく経験的知識を検討したものである。
目次 : 芸術教育のインパクト:擁護からエビデンスへ/ マルチ・アート教育の認知的成果/ 音楽教育の認知的成果/ 視覚芸術教育の認知的成果/ 演劇教育の認知的成果/ ダンス教育の認知的成果/ 創造性に対する芸術教育の効果/ 学業への動機付けに対する芸術教育の効果/ 社会的スキルに対する芸術教育の効果/ 脳に対する芸術教育の効果/ なぜ、今、芸術教育なのか:まとめと結論
【著者紹介】
篠原康正 : 文部科学省生涯学習政策局外国調査官/国立教育政策研究所フェロー。1956年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程等を経て、2000年より現職
篠原真子 : 国立教育政策研究所研究企画開発部総括研究官/文部科学省生涯学習政策局情報教育調査官。1963年生まれ。筑波大学大学院博士課程教育学研究科、同教育学系助手等を経て、2014年より現職
袰岩晶 : 国立教育政策研究所国際研究・協力部総括研究官。1970年生まれ。早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程等を経て、2012年より現職。平成27年度から文部科学省「情報活用能力調査に関する協力者会議」委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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