Books

インヴィジブル

Paul Auster

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784105217204
ISBN 10 : 4105217208
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

はじまりは一九六七年のニューヨーク。文学を志す二十歳の青年の人生は、突然の暴力と禁断の愛に翻弄され、思わぬ道のりを辿る。フランスへ、再びアメリカへ、そしてカリブ海の小島へ。章ごとに異なる声で語られる物語は、彼の人生の新たな側面を掘り起こしながら、不可視の領域の存在を読む者に突きつける―。新境地を拓く長篇小説。

【著者紹介】
ポール・オースター : 1947年、ニュージャージー州ニューアーク生まれ。コロンビア大学で英文学と比較文学を専攻、大学院中退後にフランスに渡る。詩、評論、翻訳等を手がけたあと、1985年から1986年にかけての「ニューヨーク三部作」(『ガラスの街』『幽霊たち』『鍵のかかった部屋』)で小説家として世界的に注目を集め、以後現代アメリカ文学を代表する作家として活躍を続ける

柴田元幸 : 1954年、東京生まれ。翻訳家、東京大学名誉教授。文芸誌「MONKEY」編集長。『生半可な學者』で講談社エッセイ賞、『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞、トマス・ピンチョン『メイスン&ディクスン』で日本翻訳文化賞受賞。翻訳の業績により、早稲田大学坪内逍遥大賞受賞。現代アメリカ文学を中心に訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ケイ

    オースター作品で1番読みやすかった。謎めいていて、セクシュアリティまみれ。でも、その奥にあること....。あなたの前にある真実はどれなの? 誰の言葉を通した真実なの? どんなレンズを通して観ているの? 個人は、国家の前では太刀打ちできないの? そんなに無力なの? ある作家の人生を描いているようで、ここにあるのは、9.11の前までに、西側社会が、アメリカが、そこの国の人たちが、見ていたものの不確かさ。割れたレンズの破片の上を、あの日、裸足で歩き回った時に、ようやく見えかけてきたもの。

  • 南雲吾朗

    読了直後は茫然となり、どうレヴューを書けば伝わるか解らなかった。未だに、うまくまとめられない。兎に角深い読了感。最後の1ページの情景が読後数日たった今も頭の中から離れない、ハンマーの音まで聞こえてくる…。ムーン・パレスと同じ1967年を舞台にした小説。アダム・ウォーカーの死を目前にした最後の書簡。登場人物が複雑に絡み合い物語は進むが…。この本も、再読必須。読み重ねるごとに、もっと深いオースターの世界へ入って行けそうな気がする…。

  • seacalf

    ポール・オースターは現実世界に潜んだ異次元にたやすく連れていってくれる。このぞくぞくする読書体験を約束してくれる稀有な作家のひとりだ。アダムとボルンの毒気に当たりすぎになるきらいがあるが、稀代のストーリーテラーでもあるので非常に取っつきやすく、もちろん抜群に面白い。小難しい解釈なんぞしなくても万人を惹き付ける魔力的な文章は健在。『ムーン・パレス』が引き合いに出されているが『鍵がかかった部屋』のファンショーにまつわる話を喚起させた。『4231』の翻訳も待ち遠しいが『ムーン・パレス』もまた再読したくなる。

  • どんぐり

    ポール・オースターの邦訳最新作である。カバー写真はソール・ライター。ルドルフ・ボルンをめぐってアダム・ウォーカーが書いた「春」「夏」「秋」の三部からなる物語。物語内物語というには、外殻の部分はナレーションに近い。時代は1967年のニューヨークとパリ、そして時が過ぎた2007年。第1部の「春」は、作家志望の青年アダムがニューヨークでフランス人のボルンとマルゴの奇妙なカップルに出会い、文芸誌の発行と資金提供を受けるところからはじまる。その後の展開は、マルゴと関係をもったアダムが、ボルンの犯罪の告発に執念を燃や

  • ポルコ

    鍵のかかった部屋、ムーン・パレスの進化系というか、熟成系というか‥アダム・ウォーカーの話かと思ったら、どんどん語り手が代わり、いったい悪役であろうルドルフ・ボルンとは何者だったんだろうとラストまで疑問のまま。それでも飽きせず読ませるジャンル分け不能のいつも通りのオースター小説だった。大満足。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items