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ミセス・ハリス、国会へ行く 3 角川文庫

Paul Gallico

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041141465
ISBN 10 : 404114146X
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ロンドンの家政婦ハリスおばさんは、ある晩、運転手のベイズウォーターさんらと討論番組を見て政治について熱く語る。それを思いの外にほめられ気を良くするが、翌日お得意さんで政界の大物ウィルモット卿にもたっぷり演説したら、選挙に出ないかと誘われ、あれよあれよという間に立候補することに。しかし実は卿にはある企みがあって…。『あんたも私も楽しく生きなきゃ』の標語で本当に当選できるのか??シリーズ第3弾。

【著者紹介】
ポール・ギャリコ : 1897年、ニューヨーク生まれ。コロンビア大学卒。デイリー・ニューズ社でスポーツ編集者、コラムニスト、編集長補佐として活躍。退社後、英デボンシャーのサルコムの丘に家を買い、グレートデン犬と23匹の猫と暮らす。1941年に第二次世界大戦を題材とした『スノーグース』が世界的なベストセラーとなる。1945年にアメリカ軍の従軍記者に。その後モナコで暮らし、海釣りを愛した。1976年没

亀山龍樹 : 1922年佐賀県生まれ。東京帝国大学文学部印度哲学科卒。戦後、英米児童文学の翻訳や創作を多数発表。1980年没

遠藤みえ子 : 作家。東京女子大学卒。『あじさい寮物語』他著書多数。第5回小川未明文学賞、第72回小学館児童出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • くさてる

    ロンドンの家政婦おばさん、ミセス・ハリス。人情に厚く人にやさしく働き者で、可愛らしい人柄がとにかく魅力的なのだけど、これまでの作と違い、舞台が政治とあっては、おばさんの魅力だけで万事うまくいく、というわけにはいかず。ちょっと苦味が残るところはあるけれど、もちろんそれで終わらない展開なので、読後感は悪くなかったです。

  • ムーミン2号

    今度はハリスおばさんは国会へ行く。国会へ行く、と言っても物見遊山ででかけるのではない。下院議員に立候補し、いずれ国会で「あんたも私も楽しく生きなきゃ」という演説を一発かましたろ、という目論見である。まぁ、もちろん、それを仕掛けたヤツがいるわけで、政界の腹黒いオッサンのせいなのだ。ハリスおばさんは見事当選するのだが、その腹黒オッサンは当選までは望んでいなかった。その大きすぎる齟齬は、ハリスおばさんに最大ダメージを与えてしまう。救う神もあるのだけど、ギャリコ作品は楽しい、面白いだけでない奥深さもあるものだ。

  • ミセス・ハリスが国会へ!?何か物申しに行くのか?と思ったらまさかの展開。さすがです。励まされる。

  • いっこ

    「ミセス・ハリス」シリーズ第3巻。前の2巻を読んでいないため、ミセス・ハリスの魅力が今一つわからなかったが、最後の選択は賢明だった。ウィルモット卿の企みは、日本におけるタレント議員擁立の裏話みたいで、ベイズウオーターさん、ミセス・ハリスを大切に思うなら早く教えてあげればよかったのに。隅々まで階級意識が溢れていて、滑稽に感じるところもあるくらいだった。

  • 七草粥おいしい

    「あんたも私も楽しく生きなきゃ」のスローガンとハリスおばさんの政治思想とのギャップが凄い。あのまま続けていれば党を超えてサッチャーの良い右腕になっていたのでは。純真で真面目な働き者ってこうだよね、って思うし著者の観察力が凄いのか。

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