こんな音楽を待っていた！ こんなバンドを待っていた！ こんなライブを待っていた！

変則的なリズムも印象的だし、曲としては良いと思うのですが、(このバンドに限らず)どうしても「小沢健二・カジヒデキ」ラインの声質と歌い方は苦手だなぁ。聴いててこそばゆいというか、ついつい苦笑いしてしまうというか。

１曲目を試聴した瞬間捻くれたセンスが気になって仕方なくなりました。その日の夜「行こうかな、戻ろうかな、いっそ踊ろうかな〜」という歌詞とメロディが頭から離れず、購入を決めました。実際じっくり聴いてみると気になる言葉が奇想天外なアレンジの曲に乗って想像以上の高揚感が味わえます。3ピースにもかかわらず重厚で創造的なサウンドスケープ。透明感すら感じるシンプルなボーカルワーク。とにかくセンス抜群です。と、ここまで褒めまちぎりましたが、確固たるモノを感じる事は出来ません。次回作どこまで真に迫ってくるか期待しています。

個人的には｢She Hates December」が好きです。 不思議な世界観で、ハタノ君の声も素敵だし癒されます。