サブタイトルの通り「アフリカから世界へ」カリブ海／ラテンアメリカ、ＵＳＡと遡及する旅のエッセンスといった趣がある。それは、ライクーダの視点などとも同期するのではないか。『マンキ・マニ』は大変勉強になったが、ここでの表記は、そぐわない様にも思える。アリーサはいいけどジョウニ・ミチュルはどうか。「書く言葉」「話す意言葉」の使い分けも必要か。「ディスクガイド」なので、カタログ番号が掲載されていれば良かったと思う。

気軽に手にとって見て下さい。著者の、肩肘張らない音楽とのスタンスが、そのまま文章になっています。 アフリカの音源の紹介が、James BrownやRay Charlesといった米国の大物の紹介より前にあります。そこが非常にユニークな作りだと思います。 そして一つ一つのreviewに、作品に対する愛情が、筆者ならではの言葉で綴られています。 未知の音楽世界をのぞいてみたいすべての人に、ぜひ出会って欲しい一冊です。

あぁ。待っていました。 早く読みたい。。。