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聖なる侵入新訳版 ハヤカワ文庫

Philip K. Dick

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150119881
ISBN 10 : 4150119880
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

外宇宙で生を受けたマニーは、地球に帰還。謎の少女ジーナと出会い、覚醒していく……

【著者紹介】
山形浩生 : 1964年生、東京大学大学院工学系研究科都市工学科修士課程修了。翻訳家・評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • おにく

    前作ヴァリスはディック自身が体験した宗教的啓示を興奮冷めやらぬまま文章にしたような内容で、これを「ディックの真骨頂!」という人もいれば「難解で意味が分からない。」とも言われる問題作でした。この“聖なる侵入”は、宗教思想が設定に生かされていて、グノーシス主義の「人間が争いを起こすのは地球の神が不完全だから。」という教義を彷彿とさせる「事故で脳に障害を持って産まれた少年(不完全な神)」の設定がとっても良いですね。もっと地球規模の壮大な闘いを期待しましたが、終盤のあっさりとした所は、かえってディックらしいなぁ

  • 波璃子

    『ヴァリス』2作目。神学の知 識まみれでかなり読みにくかっ た1作目よりSFになっていて展 開は面白く感じた。自分のいる 世界が何かの存在が戯れに作り 出したものかもしれないと思う とちょっと怖い。

  • またの名

    「やあこんにちは。みんなの忌み嫌うべリアルくん(悪魔)ですよ」と始まる訳者あとがきが壮大なオチをつける。その訳者あとがきによれば、引きこもって日々ネットアイドルの曲を聴きゴロゴロしてる無気力ニート主人公が神と悪魔の闘いにおいて重大な鍵になる物語。すべてを否定的な価値観から見る悪魔ベリアルの視点を翻訳にも持ち込んだような新訳版は、著者の突飛な思考を深遠な神秘主義的哲学ビジョンとして読み解こうとした旧版の衒学的雰囲気を一掃。もちろんディックのことだから各宗教の聖典や哲学も大量にまぶした、多様な読みを誘うSF。

  • けいちゃっぷ

    『ヴァリス』を読んだのは1年前なのですっかり内容を忘れてしまったが、こちらの方が読みやすかった気がする。 神と悪魔の代理戦争でも起きるのかと思ったら、案外あっさり終わってしまった印象。 結局、世界は救われないがハーブ・アッシャーは救われたのか? 訳者あとがきが面白かったと日記には書いておこう。 428ページ

  • 記憶喪失した男

    神学小説。

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