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世界を変えた建築構造の物話

ROMA AGRAWAL

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794226044
ISBN 10 : 4794226047
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

燃えない、倒れない、沈まない…!どうして建物は壊れないのか、その秘密に迫る。世界的な建築の構造設計集団のエンジニアが、建物のあらゆる物理的な困難との戦いの歴史と未来を、ザ・シャード(西ヨーロッパ一の高層ビル)などの自身の担当秘話も交えながら語る。

目次 : STORY エンジニアの/としての物語/ FORCE 建物が支える力/ FIRE 炎を防ぐ/ CLAY 土を建材にする/ METAL 鉄を使いこなす/ ROCK 石を生み出す/ SKY 空を目指す/ EARTH 地面を飼いならす/ HOLLOW 空洞を利用する/ PURE 水を手に入れる/ CLEAN 衛生のために/ IDOL 理想の存在/ BRIDGE 最高の橋たち/ DREAM 夢のような構造を実現する

【著者紹介】
ロマ・アグラワル : 構造エンジニア。インド系イギリス系アメリカ人。オックスフォード大学で物理学の学士号を取得した後、インペリアル・カレッジ・ロンドンで構造工学の修士号を取得。西ヨーロッパ―の高さを誇るビル「ザ・シャード」やノーザンブリア大学歩道橋をはじめとして、数々の有名な建造物の構造設計に関わる。英国王立工学アカデミーのルーク賞を含む数々の国際的な賞を受賞している

牧尾晴喜 : 株式会社フレーズクレーズ代表。建築やデザイン分野において、翻訳や記事制作を手がけている。1974年、大阪生まれ。メルボルン大学での客員研究員などを経て独立。一級建築士、博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ムカルナス

    建築構造エンジニアの著者が高層ビルの構造計算やトンネルの構造、耐震、耐火など様々な分野について 現代技術の基礎となった建築構造の発明や発展の歴史をも交えて解き明かす。身近な現象を例にイラストを交えた説明もあり、理系音痴で素人の私にも理解できる内容で勉強になった。エンジニアの著者は未来にはビルはもっともっと高層化し、橋のスパンもどんどん長くなり、水中でも生活できるなど人間の力は果てしなく とてつもないことが出来るようになると夢見るが 私は人間のパワーを絶対視することに一抹の不安も感じた。

  • qoop

    大規模建築を成り立たせる技術革新の歴史を、構造設計の専門家が解説。建造物への要請を受けて技術者たちが難題をどう解決していったかが読み易くまとめられている。中でもロンドン下水網について書かれた章は興味ストライク。パリの地下下水網に関しては「レ・ミゼラブル」関連の書籍などで触れているのを読むが、ロンドンの地下は見たり読んだりした覚えがない。地形が変われば構造も変わるだろうから気になっていたのでありがたい。まさに収穫だった。

  • nranjen

    とても難しいことを説明していると思うのですが、その説明のわかりやすさに「わかった」ような錯覚すら覚え、「面白い!」と感じてしまう、建物の構造の話でした。高層建築の耐震、レンガ、コンクリート、下水道、橋…いろいろ興味深いのですが、何より著者にとって「背中を押してくれた存在」エミリー・ウォーレン・ローブリングの物語は感動的。著者の語り口、彼女の恋愛実体験はまるで小説のよう。

  • RX93

    前半は建物を中心とした構造の話、後半はトンネルや水の取得方法、下水処理など広く"エンジニアリング"の話。コンクリートと鉄の組み合わせで、引張力と圧縮力、両方に対する強度を手にすることができた。そのままでは柔らかい鉄を強くするには"添加物"の微妙なバランスが必要。他、高層ビルが増える背景には、クレーンやエレベータの存在が重要だったことがわかった。『もしクレーンやエレベータがなければ私たちはいまだに建物の一階に留まっているかもしれない』

  • 助作

    人類の建築に関する構造力学史をなるだけ簡易にわかりやすく述べた感じ。エンジニアとしてのプライドと喜びが門外漢でも伝わるところがイイ。

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