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地獄の道化師 江戸川乱歩文庫

Ranpo Edogawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784394301493
ISBN 10 : 4394301491
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2015
Japan

Content Description

石膏像を乗せたオープンカーが踏切りで車輪を石畳の外へ踏み外し、石膏像が投げ出された。像の割れ目から赤い血が染み出て、中に人間が塗りこめられていることがわかった。死体の顔は潰されていたが、ある女性が警察を訪れ、右腕の傷痕から家出した姉のみや子であることを確認する。家出する前日、みや子の元には差出人不明の小包が届いていた!道化服に身を隠した悪魔の智恵が生み出した意外なカラクリと執念の愛憎とは?表題作のほか、明智シリーズ長編群の先駆けとなった作品「一寸法師」を収録。

【著者紹介】
江戸川乱歩 : 明治27年10月21日三重県に生まれる。早稲田大学で経済学を学びながらポーやドイルを読む。様々な職業を経験した後、大正12年、雑誌「新青年」に「二銭銅貨」でデビュー。昭和2年までに「D坂の殺人事件」「人間椅子」「パノラマ島奇談」などを執筆する。休筆を挟んで「陰獣」「芋虫」「孤島の鬼」などを発表。昭和4年の「蜘蛛男」より娯楽雑誌に長編を連載、「魔術師」「黄金仮面」「黒蜥蜴」など。昭和11年から「怪人二十面相」を少年倶楽部に連載、少年探偵シリーズは晩年まで続く。昭和40年7月28日死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Kircheis

    ★★★★☆ 明智物の中編を2編収録。 表題作は、乱歩にしては割とストレートな本格風ミステリ。 真相はそれほどややこしいものではなく、ほとんどの人が途中で気付けるだろう。 序盤の綿貫創人が焼き殺されそうになるシーンとそれに続く展開は少年探偵シリーズの『魔法人形』でほぼそのまま転用されているが、確かにここは意外性があって面白い。 ただし、石膏像の中の死体が発覚したのは偶然だし、その他色々ご都合主義な部分も多い。 とはいえ、併録の『一寸法師』も個人的に好きな作品なので、かなりお薦めの一冊ではある。

  • 優希

    鳥肌が立ちました。『地獄の道化師』と『一寸法師』の2編、どちらも面白かったです。猟奇的な殺人に挑む明智小五郎。二転三転する犯人像にハラハラし、ゾクゾクしました。一昔前の探偵小説ながらどこを切り取っても面白いです。『地獄の道化師』の不気味さが美しくて好みでした。

  • 青蓮

    「地獄の道化師」「一寸法師」共に非常に面白く読みました。猟奇的な殺人事件に挑む明智小五郎、物語が進むにつれて二、三転する犯人像。真犯人は誰なのか、ページを捲る手が止まりませんでした。どちらも面白かったけれど「地獄の道化師」が好みかな。道化師の持つ不気味さ、怖さを効果的に扱ってるのが良かったです。

  • リッツ

    うわ〜!懐かしいこの暗がり。その昔、父や兄の本を借り読みしたときのトーンを思い出す。地獄の道化師は多分初読み。途中で予測がたつのはトリックが最近よく読むミステリーやホラーの原点ってことだな、と。それにしても凄まじい怨念。一寸法師は既読のはずが『ええ?!こんなシーンあったっけ?』とその淫靡さに驚く。兄だって中学生位だったはずだから、子供向けに構成されてたか、読んでもピンとこなかったか?時代を肌で感じる。今度は「蜘蛛男」が読みたい。あと「パノラマ島奇談」も。

  • まさ☆( ^ω^ )♬

    明智小五郎が登場する「地獄の道化師」「一寸法師」の2篇が収録されています。どちらも面白い。何度か読んでるはずなのに、二転三転するストーリーにページをめくる手が止まりません。大正〜昭和初期の雰囲気がおどろおどろしくて良いですね。この時代ならではのミステリ。

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