Books

心理試験 春陽文庫

Ranpo Edogawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784394301585
ISBN 10 : 4394301580
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2015
Japan

Content Description

蕗屋清一郎は、半年間考え続けたある計画を実行することにした。それは、同級生斎藤勇の下宿先の主である老婆を殺害し、隠しためていた大金を奪うことだ。容疑者として同級生斎藤があげられ、犯人として確定したかと思われたが…。担当の予審判事は、もう一人の容疑者として眼をつけていた蕗屋と斎藤の二人に心理試験を行う。ほかに「二銭銅貨」「二癈人」「一枚の切符」「百面相役者」「石榴」「芋虫」6点収録。

【著者紹介】
江戸川乱歩 : 1894‐1965。明治27年10月21日三重県に生まれる。早稲田大学で経済学を学び、大正12年、雑誌「新青年」に「二銭銅貨」でデビュー。昭和4年の「蜘蛛男」より娯楽雑誌に長編を連載、「魔術師」「黄金仮面」「黒蜥蜴」など。昭和11年から「怪人二十面相」を少年倶楽部に連載、少年探偵シリーズは晩年まで続く。昭和22年、探偵作家クラブ結成、初代会長に就任。昭和29年、乱歩賞を制定。昭和32年から雑誌「宝石」の編集に携わる。昭和38年、日本推理作家協会が認可され理事長に就任。昭和40年7月28日死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 青蓮

    「心理試験」「二銭銅貨」「二廢人」「一枚の切符」「百面相役者」「石榴」「芋虫」収録。どの作品も1度は読んだことがあるものばかりでしたが、久しぶりに読んでとても楽しめました。書かれた時代もあってか、懐かしい感じがします。乱歩の、見てはいけないような、ドロッとした背徳的な匂いがする作風が秀逸。探偵小説・推理物もスリルがあって好きですが、私としては「芋虫」のような、エログロ、猟奇趣味的な怪奇小説がお気に入りです。

  • ころこ

    猟奇系の『石榴』を楽しく読みました。二人の商売敵・恋敵と正体不明の死体が出てきたとき、直ぐに加害者と被害者が入れ替わっていることを直感しました。横溝の『悪魔の手毬歌』がパクっていますが、それだけではありません。加害者と被害者が再逆転していることと、本作が『トレント最後の事件』をパクっていることが現前の犯人から告白されます。犯人と探偵が事件の解釈を議論し、秘密を知っている作者=犯人が「真実」を告白します。この「真実」とは、真犯人のことなのか、それともパクリのことなのか。探偵小説の批評的な構造になっています。

  • 金吾

    ○名作揃いの一冊ですが、その中でも心理試験は大好きな作品です。物の捉え方の表裏を感じ、面白いです。

  • えふさん

    短編集。倒叙小説の作品と教えてもらったので、読んでみました。江戸川乱歩読むの子供の時以来です。 独特の雰囲気がありますよね。 「心理試験」と「芋虫」が良かったです。

  • たろさ

    既読がいくつか。「芋虫」が特に好き。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items

この商品が登録されてる公開中の欲しい物リスト