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文豪怪奇コレクション 猟奇と妖美の江戸川乱歩 双葉文庫

Ranpo Edogawa

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784575524291
ISBN 10 : 4575524298
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本人に最も親しまれてきた作家の一人である江戸川乱歩は、ミステリーや少年向け読物のみならず、怪談文芸の名手でもあった。蜃気楼幻想と人形からくり芝居が妖しく交錯する不朽の名作「押絵と旅する男」、斬新な着想が光る「鏡地獄」や「人間椅子」、この世ならぬ快楽の世界へと誘う「人でなしの恋」や「目羅博士」など、残虐への郷愁に満ちた闇黒耽美な禁断の名作を総てこの一冊に凝縮。巻末に「夏の夜ばなし―幽霊を語る座談会」を文庫初収録!

【著者紹介】
江戸川乱歩 : 1894〜1965年。三重県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。1923年「二銭銅貨」(「新青年」所収)でデビュー。初期は本格探偵小説を書いていたが、エロ・グロ・サディズムなどの描写の多い小説を書くことによりさらに大衆を惹きつけた。47年探偵作家クラブ初代会長就任。探偵小説「宝石」の編集など、新人育成にも尽力した

東雅夫 : 1958年神奈川県生まれ。アンソロジスト、文芸評論家。82年から「幻想文学」、2004年からは「幽」の編集長を歴任。11年『遠野物語と怪談の時代』で日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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全集を二組持っているのですが、魅力的な装...

投稿日:2021/04/25 (日)

全集を二組持っているのですが、魅力的な装丁と編集かつ手頃な価格で発売されると、ついつい買ってしまいます。どの作品も何度読んだか分かりませんが、半世紀ほど前に初めて読んで以来ずっと心に引っ掛かっている「鏡地獄」も収録されているし、しっかりとまた楽しめました。最後に収録されている「幽霊を語る座談会」がボーナストラック的でいい感じです。現代の作品では用いられないような言葉や用字には丹念にルビが振られているのも好感が持てました。

うに さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • まさ

    文豪怪奇コレクションの4冊目は乱歩(シリーズとしては第2作)。他の3作より現実に目の前で起こっているかのような印象です。後半に収められている『蟲』『芋虫』そして『防空壕』は特にその思いを強くした。猟奇であり悪い夢を見ているかのよう。でも魅せられてしまう妖しくも美しくもある世界なのだなぁ。最後に収録の「幽霊を語る座談会」がこれまたおもしろく読みました。

  • 翡翠

    何十年めかの再読もあり、初読もあったが、これぞ乱歩!のたうち回りながら凄みを増していく、人の生き様が恐ろしくもあり、また感動を引き起こすという不思議。他の作品も再読しよ!と誓う今宵。

  • 未読は「防空壕」と対談だけでしたが、既読も何度読んでも面白いなとつくづく思いました。「白昼夢」「押絵と旅する男」「人間椅子」はずっと好き。「防空壕」、酷いものと美しいものは同時に存在する、という感じ。座談会、「お化けがいるなら見たい」というのが微笑ましかったです。

  • おぴよ

    タイトル通り、猟奇と妖美の世界。 人間椅子、鏡地獄、目羅博士の不思議な犯罪が好みでした。 夜寝る前に読むと不思議な夢を見るかも。

  • うさぎや

    実は初乱歩。まさに悪夢のような幻想怪奇の数々! 「人でなしの恋」「蟲」「防空壕」がよかった。

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