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明智小五郎事件簿 2 「一寸法師」「何者」 集英社文庫

Ranpo Edogawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087454659
ISBN 10 : 4087454657
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2016
Japan

Content Description

ある春の夜、浅草公園で小林紋三が目にしたものは、十歳くらいの子供の胴体の上に、大人の頭が乗っかった小男だった。その不気味な男の懐中から、風呂敷に包まめた青白い人間の手が転がり落ちた。同じ時、山野家の令嬢、三千子が行方知れずになっており、百貨店では女性の切断された手首が見つかっていた―。上海帰りの明智小五郎が活躍する「一寸法師」。本格推理の傑作「何者」を同時収録。

【著者紹介】
江戸川乱歩 : 1894年三重県生まれ。1965年7月28日、逝去。大正から昭和にかけて日本を代表する推理小説作家。日本推理作家協会初代理事長。正五位勲三等瑞宝章を受章。早稲田大学を卒業後多くの職業を経て、1923年雑誌「新青年」に掲載された「二銭銅貨」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • こーた

    上海帰りの明智小五郎は、ちょっぴり垢抜けてはきたものの、興奮すると頭をかきむしり、ヘンテコさも依然抜けきっていない。スタイリッシュとがさつの中間で妖しく揺れながら、華麗に大胆に事件を解決へ導く。マネキンの手首は人間のそれにすり替わり、ピアノのなかには死体を隠した痕跡が。浅草の街を跋扈する一寸法師は川を越えて向こう岸の異世界へ。鎌倉の別荘では足跡を追って金粉にまみれ、お池にハマってさあ大変。あの探偵は、そしてわたしは何者なのか。将来に不安を抱えた若者の悩みは、昔もいまもさほどかわらない。【石榴忌をまえに】

  • HANA

    年代順の明智小五郎事件簿、第二巻。本巻では「一寸法師」と「何者」を収録。ただやはり面白く読めるのは前者かなあ。昔ポプラ社版で読んだ時は冒頭の浅草公園丸々カットされていたので改めて興味深く読めたし、読んでいる最中に散見される東京の地誌。今回改めて再読することによって、コレ大正の帝都を舞台にした都市小説として読めることに気付かされた。「何者」の方は解説である役の立場が入れ替わるっていう点で、後世様々に使われている手法の先駆であることがわかったし。二作品だけであるけれども、両者とも夢中になれる作品でありました。

  • りゅう☆

    子供の胴体の上に大人の頭が乗った不気味な男『一寸法師』の風呂敷から人の手が落ちた。三千子が行方不明になり、明智に捜索の依頼をした義母。そして百貨店で女の手首が見つかる。三角関係、恋愛の怨恨、円満でない義母娘関係。三千子殺しの容疑者らと一寸法師との関係は?明智の見事な真相解明に驚くも、それから二転三転する展開に、罪の転嫁に惑わされた。/誕生祝いの日、友人が足を撃たれた。井戸に消えた歩幅と間隔の違う足跡。誕生会に呼ばれた赤井が謎を解く。犯人に騙されたー。見事な推理力を発揮した赤井さんって…やっぱりね『何者』。

  • 三代目けんこと

    「何者」傑作! では次へ…。

  • 酔拳2

    明智小五郎シリーズ2冊目。短編集かと思いきや、一寸法師という話が意外に長い。大正時代の猥雑な雰囲気を背景にエロありグロありの江戸川乱歩先生の真骨頂!なんていうほど乱歩先生読んでないけど。登場人物は犯人でなくてもみんな結構猟奇好きだよな。相変わらず飄々とした明智もラストはちょっと気を利かせたのかな?言葉が古いからちょっと読みにくい部分もあるが、トリックは色褪せません。

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