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明智小五郎事件簿 8 「人間豹」 集英社文庫

Ranpo Edogawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087455298
ISBN 10 : 4087455297
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2016
Japan

Content Description

神谷芳雄の恋人でカフェに勤める弘子が、巨大な両眼と敏捷に動く猫属の舌をもつ男・恩田に攫われた。アジトに乗り込んだ神谷は監禁され、壁の隙間から彼女が陵辱され死に到るのを目撃する。それから一年後、江川蘭子という歌姫の恋人ができた。彼女も幾度も狙われ、神谷は明智に助けを乞うが、惨殺されてしまう。ついに魔の手は文代夫人に―。焦燥する名探偵、絶体絶命の愛の物語。

【著者紹介】
江戸川乱歩 : 1894年三重県生まれ。1965年7月28日、逝去。大正から昭和にかけて日本を代表する推理小説作家。日本推理作家協会初代理事長。正五位勲三等瑞宝章を受章。早稲田大学を卒業後多くの職業を経て、1923年雑誌「新青年」に掲載された「二銭銅貨」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ehirano1

    このバケモノストーカー(=人間豹)と明智小五郎の応酬は、カウンターに次ぐカウンター、裏の裏の裏(もうどっちがどうなったのかwww)は見応え、いやいや読み応え抜群でした。人間豹は強かった、マジで強かった。明智小五郎と対峙してきた怪人二十面相を始めとした強者どもを凌ぐ強さでした。そりゃあいくらお約束とはいえ警察が全く歯が立たないのも仕方ないです。

  • さこぽん

    豹のような形相、四足歩行ができ、しかも速い。そんな人間豹と明智の対決。やられたらやり返す、化かし合い、騙し合いが楽しい。愛妻の文代さんが連れ去られ、公衆の面前で「悪魔のリンチ」が!なんてむごい。心に残る事件。

  • 旗本多忙

    恐ろしい‥‥人間なのに四つ足で歩いたり、鋭い牙をもって口は大きく顎にまで裂けてるようで、そして棘のある猫属の舌を持つ恩田という謎の人物と明智小五郎の熾烈な格闘推理巨編。その容姿から「人間豹」と恐れられる殺人鬼恩田は、次々に若き女性を狙う。事件に乗り出す明智探偵だが、魔の手は夫人にまで及んだ。窮地に陥る明智探偵。後数頁の列車の通過場面にはやきもきした‥‥果たしてコルトは火を吹くのか。獣人「人間豹」にとどめを!乱歩独特の息も詰まる展開が素晴らしい。

  • ぼぶたろう

    私が何より恐ろしかったのは、いくら虚構に翻弄されていたとはいえ、殺人ショーを前にした群衆があまりにも無力で愚かだったということです。ここ最近の国内外のニュース。私たちが熱狂し見守る現実(ショー)は実は猟奇と悪意に満ちた恐ろしい舞台のプロローグなのではないか、そんな不気味さが強く残りました。

  • シルク

    こういう豹の化け物がでてきてしまうと、もはや推理小説ではなくホラー。トリックも動機もなくひたすら人を襲う。それにしても文代さんが立ち直れたかその後が心配。

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