Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• 奴が岳魚

  読了日：2014/02/13

  面白かった。江戸の風俗、食文化が良く調べてられてて、勉強になったし、安酒の酒菜に十分楽しめた。のだが、ただ、こういうジャンルだとどうしても、杉浦日向子さんが頭に浮かんでしまうし、あの人の江戸情緒をタイムマシンでそのまま持って来て、鼻先をそよっとくすぐるような、摩訶不思議なお筆先リアリティと比べると、あくまでも現代の視点で、タイムテレビを観賞しているような、時代の断絶が感じられて、物足りない。てか、杉浦さんが凄すぎるんだけれど。

• ayahana

  読了日：2011/04/16

  落語に出てくるような江戸のふんいき、というか、そのまま川柳になりそうな江戸、という感じでしょうか。 ふらふら、遊んでいるんだか仕事してるんだかわからないような、”宵越しの金は持たねーぜ”を地でいくような、お気楽な亭主と、なかなか美人でご亭主につくす奥さんがおもな登場人物です。 そうはいっても奥さんは、戯作書きという立派な仕事をもっており、ご亭主をたてているようでうまく操っているような。 じつは戯作者は亭主のほうであるということになっていて、取材のためと称して地本問屋の蔦やの旦那を誘っては、あちこち飲

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