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この国のかたち 6

Ryotaro Shiba

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167105853
ISBN 10 : 4167105853
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2000
Japan

Content Description

巨星、墜つ―。1996年2月12日、十年間続いた『文芸春秋』の巻頭随筆「この国のかたち」は、筆者の死をもって未完のまま終わることになった。本書は、絶筆となった「歴史のなかの海軍」の他、書き言葉としての日本語の成り立ちを考察した「言語についての感想」「祖父・父・学校」などの随想、講演記録「役人道について」を収録。

目次 : 歴史のなかの海軍/ 随想集(旅の効用/ うたうこと/ 声明と木遣と演歌/ 醤油の話/ 言語についての感想 ほか)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゴンゾウ@新潮部

    司馬さんの急逝により未完のまま終わることとなった「この国のかたち」。日本人を思い、過去の歴史からこの国のかたちを模索しこの国の未来に思いをはせた司馬さん。もし彼が現在の日本を見たときどう思うのだろうか。

  • Die-Go

    迂闊にも初読。絶筆となった「歴史の中の海軍」をもって、「この国のかたち」は終わっている。もうこの続きが書かれることはない中、司馬遼太郎さんは今のこの国を見て、何を思うだろうか。やはり旧アジアの残骸を見出だしてしまうのではないだろうか。我々はこれを読んで何を為すべきか。★★★★★

  • k5

    「都市は、何らかの意味における多様な才能の市と考えてよい。頭脳が買われ、学歴が買われ、運動能力が買われ、平凡な作業に耐えうる持続的な性格が買われる」。引用した表現そのものも面白いですが、「多様」や「持続的」など昨今よく聞く表現を使っていたのもこの作家の特徴かと思います。画一化された組織の弱さを描くとともに、一方で「典型」というものには大きな価値を見出すのが司馬さんの面白いところですね。この間は日本語論のところがとてもよいです。週刊誌の言葉が日本語の水準を固めたというところはもっと深掘りしたいです。

  • 優希

    未完のまま終わったのが残念です。歴史における海軍のあり方他、日本語への考察、随想や公園記録など全てが司馬史観のエッセンスのように思いました。日本という国を様々な色彩で見るのが面白かったです。

  • おさむ

    1996年2月に司馬さんが急逝され、最後となった回が浜口雄幸の暗殺で文章が終わっているのが何か予兆めいたものを感じます。醤油の原型となった和歌山湯浅の僧侶・覚心を紹介する回、日本語の文章論など縦横無尽ともいえる知識の広さと深さに圧倒されました。トランプや北朝鮮など世界が不安定になって来たいま「他国については自国の尺度で見ればすべて間違う。他国を知ろうとする場合、人間は皆同じだという高貴な甘さがなければ決してわからないし、その甘さだけだと皆間違う。これも人の世のたのしさである」という言葉が心に残りました。

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