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司馬遼太郎が考えたこと 11(1981.7-1983.エッセイ

Ryotaro Shiba

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101152530
ISBN 10 : 4101152535
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2005
Japan

Content Description

’82年2月、ホテル=ニュージャパン火災、日航機羽田沖墜落が相次いで発生。同年9月には三越事件で岡田社長が退陣、企業のモラルを問われる事件が続いた。このころ司馬遼太郎は『菜の花の沖』を刊行、『箱根の坂』の連載を開始。芸術院会員に選ばれながら、なお旺盛な創作活動を続けている。この巻は、武士の生活について書いた「男子の作法」「六三郎の婚礼」の他、上方論、作家論など55篇を収録。

目次 : 出離といえるような(須田剋太『原画集 街道をゆく』)/ 但馬の豊富さ/ くらしの陰翳/ 面晤(『河上徹太郎著作集』)/ 三岸節子の芸術/ 漱石・鴎外と対置したいと思いつつ(『山崎正和著作集』)/ 昭和五年からの手紙―長沖一とその世代環境/ 風や光まで表現する力(第8回大佛次郎賞選評)/ 記憶の中の末次さん(末次攝子著『おんなの眼』)/ 風韻(『和田恒追悼文集』)〔ほか〕

【著者紹介】
司馬遼太郎 : 1923‐1996。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産業新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を一新する話題作を続々と発表。’66年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞を受賞したのを始め、数々の賞を受賞。’93(平成5)年には文化勲章を受章。“司馬史観”とよばれる自在で明晰な歴史の見方が絶大な信頼をあつめるなか、’71年開始の『街道をゆく』などの連載半ばにして急逝。享年72(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 優希

    司馬さんのエッセンス的な巻と言えると思います。芸術院会員に選ばれつつも、旺盛な作家活動を続けているのがわかりました。著作のあとがきもおさめられており、読みたくなりました。

  • カピバラKS

    ●昭和56年〜昭和58年(57歳〜60歳)のエッセイ。司馬は菜の花の沖を刊行、日本は第一次中曽根内閣発足の頃である。●「密教の誕生と密教美術」では、密教の優れた仏像を論ずる。司馬は、聖(ひじり)に昇華し過ぎれば端正に過ぎ、昇華する寸前の瞬間を刻んだものこそ、聖を顕わす仏像とし、例として向源寺の十一面観音を挙げる。●興趣が湧き立ち、鈍行で3時間かけて北近江の地に赴き拝観。謹直ながら穏和さを漂わせる顔つきと、しなやかに揺蕩う優雅な柳の美木を思わせる体つきに感嘆。美仏の佇まいに息を呑む。

  • ロマンチッカーnao

    菜の花の沖のあとがきを読んで、菜の花の沖を読みたくなった。箱根の坂も同様読みたくなった。密教についてのエッセイは読み応え抜群。少し読み始めるとずっと読み続けてしまいますね。

  • 時代

    『司馬遼太郎が考えたこと』シリーズ第11巻。色々な媒体に書いたエッセイなどを時系列順に。昭和56年7月から昭和58年5月まで。「菜の花の沖」「箱根の坂」「古往今来」の頃◯

  • まさにい

    司馬さんの本に空海について書いた本がある。空海の真言宗は密教と言われている。この密教、どのようなものだか知りたかったのだが、今回この11集で『密教の誕生と密教美術』というエッセイがあり、非常に参考になった。これから仏像を見る視点が変わってくると思う。

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