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司馬遼太郎が考えたこと 14(1987.5〜1990.エッセイ

Ryotaro Shiba

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101152561
ISBN 10 : 410115256X
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2006
Japan

Content Description

’89年1月、昭和天皇崩御。元号は平成に変った。’90年1月、株式が大暴落。「バブル崩壊」で日本経済は低迷の時代を迎える。このころ司馬遼太郎は『韃靼疾風録』を刊行、『街道をゆく』の取材でイギリス、オランダ等を旅行している。この巻は、昭和天皇への思いを綴った「空に徹しぬいた偉大さ」、小学校国語教科書のために執筆した「二十一世紀に生きる君たちへ」など70篇を収録。

目次 : 以下、無用のことながら(「上方花舞台」)/ 文学から見た日本歴史/ 無題(「残したい“日本”」アンケート)/ 活字の妖精/ 真如の人―富士正晴を悼む/ 隣国の友人として/ 私どもの誇りである人として(津志本貞著『薔薇』)/ なによりも国語/ 遊戯自在 富士正晴/ 高貴な少年(編集委員会編『山村雄一先生とその人脈』)〔ほか〕

【著者紹介】
司馬遼太郎 : 1923―1996。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を一新する話題作を続々と発表。’66年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞を受賞したのを始め、数々の賞を受賞。’93(平成5)年には文化勲章を受章。“司馬史観”とよばれる自在で明晰な歴史の見方が絶大な信頼をあつめるなか、’71年開始の『街道をゆく』などの連載半ばにして急逝。享年72(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 優希

    元号が昭和から平成へと変わる時期ですね。昭和天皇への想いを綴っているのも時代だからでしょう。長編は殆ど描かなくなり、雑文的なものが増えてきたのもこの頃。晩年の考え方などが見られます。

  • 金吾

    司馬さんの晩年のエッセイです。幅広い視点と説得力あふれる話は読み応えがありました。「文学から見た日本歴史」「女真人来り去る」「高麗美術館によせて」「華厳をめぐる話」が良かったです。

  • ジャズクラ本

    ◎読んだのは単行本だが書誌がないのでこちらで登録。この巻号から平成に入る。僕が知る限り、間接的なものは除いて天皇に関して直に語ったのは産経新聞朝刊に掲載され、後に風塵抄に収められたこの一回きりではないかと思う。永年街道をゆくで連れ添った須田剋太氏とのお別れもこの巻号の終盤。他、若い頃親交のあった池波正太郎氏のことも「以下、無用のことながら」に1度書かれたきり。「二十一世紀に生きる君たちへ」もこの頃で、苦心惨憺で書いたことがその文面から偲ばれる。その誠実な文章に改めてこの作家の矜持をみる思いがした。

  • caizi

    司馬氏の莫大な知識量に圧巻。無知な自分を更に実感。はぁー。しかしながら、自分の感じていることと、この本中の一文と同じことがあり感動しまくり。司馬先生の長編小説は難しそうで敬遠しかけてたんやけど、やっぱり読まんとあかんな。気合い入れて頑張ろっ。

  • 時代

    『司馬遼太郎が考えたこと』シリーズ第14巻。色々な媒体に書いたエッセイなどを時系列順に。昭和62年5月から平成2年10月まで。もう長編小説は書かれていない頃。時代は昭和から平成へ。20世紀が終わろうとしていた◯

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