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播磨灘物語 3

Ryotaro Shiba

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062739344
ISBN 10 : 4062739348
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2004
Japan

Content Description

官兵衛を信長に取りついでくれた荒木村重が信長に謀反を起こし毛利についた。翻意させるべく伊丹を訪れた官兵衛は囚われてしまう。信長は官兵衛も裏切ったと錯覚し、子の松寿丸を殺せと命じた。竹中半兵衛の策で救われるが、官兵衛が牢を出た時は、半兵衛、既に病死。牢を出てからの官兵衛は身も心も変る。

【著者紹介】
司馬遼太郎 : 1923年大阪市生まれ。大阪外国語学校蒙古語科卒。産経新聞社勤務中から歴史小説の執筆を始め、’56年「ペルシャの幻術師」で講談倶楽部賞を受賞する。その後、直木賞、菊池寛賞、吉川栄治文学賞、読売文学賞、大仏次郎賞などに輝く。’93年文化勲章を受章したが、’96年72歳で他界した。『竜馬がゆく』『坂の上の雲』『翔ぶが如く』など“司馬史観”と呼ばれる著書多数がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • やま

    播磨灘物語(3)「新装版」2004.01発行。字の大きさは…小(字の大きさは、中であるが字が薄いので小) 天正6年(1578年)10月、信長旗下の摂津の大名荒木村重が謀反を起こし信長が自ら討伐に向かうところから、天正10年(1582年)毛利氏の武将・清水宗治が守る備中高松城を羽柴秀吉が攻略に際し、官兵衛と蜂須賀小六が誘降の話しに行くところまでです。黒田官兵衛は、自分の主家である御着城の城主・小寺藤兵衛に「官兵衛、荒木を何とか翻意させられぬか」と言うので、荒木の伊丹城へ向かうと捕らわれて牢に入れられます。→

  • むーちゃん

    いよいよ備中高松城→中国大返しへ

  • yoshida

    伊丹での虜囚の日々から秀吉の中国攻め迄。伊丹での牢暮らしで官兵衛は片足が萎える等、死の寸前に追いやられる。精神は生まれ変わったのだろう。生命の重さ、憐憫の感情を強くする。現在にも通じるのが様々な人々の人間性の描写。自分の命をかけて官兵衛の子の松寿丸を匿う竹中半兵衛の清々しさ。反面、官兵衛を荒木村重に売った小寺主従の厚顔さ。縁者を見殺しにし逃亡する荒木村重。開城条件の切腹から逃げる別所賀相。極限状態での行動は人間性が剥き出しになる。彼等の取る行動は人間の多面性を表し、現代でも通じる。読み継がれる魅力がある。

  • やっちゃん

    俄然面白くなってきた。自死するものの潔さが光るが見苦しく泥水啜っても逃げて生きたい気持ちもわかる。幽閉シーンは読み応えがあった。髪が抜け落ちるって‥おじさんもむかし監禁されてたってことにしようかな。

  • びす男

    「策士というのは、第一条件として人が好くなくてはならないであろう」。官兵衛の生涯は投獄されることで転機を迎える。生に対する考え方が変わることで、彼は官僚というよりも哲学者としての色合いを強めていく。苦難のなか、官兵衛の澄んだ心と、竹中半兵衛との友情とが光る。策略家の2人の間に生まれた友情譚は、読んでいてスカッとする。自分を知ってくれる人がこの世にいることは、なんと幸せだろう。半兵衛の死を惜しみ、その行いに尽きない感謝を抱きつつ、官兵衛はさらに凄みを増して戦国乱世に帰ってきた。

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