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芥川龍之介の桃太郎

Ryunosuke Akutagawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309293738
ISBN 10 : 4309293735
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

おとぎ話とは全く異なる、稀代のワルの桃太郎。現代の世の中を暗示するような物語と見応えのある挿絵で何度も読み返したくなる絵本。


《著者情報》

芥川 龍之介(アクタガワ リュウノスケ)
著・文・その他
1892年東京生まれ。東京帝国大学英文科卒。「鼻」が夏目漱石の賞賛を受け、作家としての地位を確立。「羅生門」「杜子春」「或阿呆の一生」「河童」など小説をはじめ、随筆、童話、戯曲ほか多数の著作がある。

寺門 孝之(テラカド タカユキ)
イラスト
画家。神戸芸術工科大学教授。大阪大学文学部美学科卒。「天使」や「夢」をモチーフに独自の絵画世界を切り開く。展覧会はじめ、書籍の装画、絵本など幅広く活動。著書に『天使ブック』『ぼくらのオペラ』ほか多数。

【著者紹介】
芥川龍之介 : 作家。1892年東京生まれ。東京帝国大学英文科卒業。1916年「新思潮」に発表した短編小説「鼻」が夏目漱石の賞賛を受け、作家としての地位を確立してゆく。1921年頃より心身に不調をきたすようになり、1927年、35歳にて自死を遂げる。小説をはじめ、随筆、童話、戯曲ほか多数の著作がある

寺門孝之 : 画家。神戸芸術工科大学教授。1961年名古屋市生まれ。3歳より神戸市で育つ。大阪大学文学部美学科卒業後、セツ・モードセミナーで絵を学ぶ。神戸と東京を拠点にし、「天使」や「夢」をモチーフに独自の絵画世界を切り開く。展覧会はじめ、書籍の装画、絵本、ライブペインティングなど幅広く活動。映画、演劇とのコラボレーションも多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    町田 康 が「人間が相争う理由がわかった。こんな桃太郎が目の前に居ったら俺もついていく。目の虚無がえぐい。全員えぐい。」とコメントしているだけあって、私史上一番ダークでファンキーな桃太郎でした🍑👹🍑 芥川 龍之介が、こんな桃太郎を書いていたことを初めて知りました(笑) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000577.000012754.html

  • mint☆

    芥川龍之介の「桃太郎」の絵本版。子供に見せるには漢字も多いし内容もハード。大人の絵本です。こんな桃太郎を書いているとは知りませんでした。鬼たちは鬼ヶ島で平和に暮らしている。そこへ桃太郎は傍若無人に振る舞い無抵抗な鬼たちを殺戮する。なんの意味もなく。桃太郎が悪い奴という意味かとも思うが一万年に一度の"天才"とも言っている。時代背景も関係あるんだろうなとは思うけど解釈が難しい。絵が世界観とマッチしていて桃太郎がサイコパスに見えます!

  • aki☆

    芥川龍之介版『桃太郎』。ストーリーは良く知る『桃太郎』、なのにブラック感全開。桃太郎のキャラを替えただけでここまで邪悪な物語にするとはさすが龍之介。挿絵は女の子かと見紛うピンク桃太郎なのにギャップが凄くて、でもストーリーとマッチしている不思議。鬼退治の後日談でもしっかり震え上がらせてくれて、楽しめた♬*°

  • punyon

    一万年に一度花を開き、一万年に一度実をつける、そんな桃の実から生まれ落ちた桃太郎。まず、表紙絵のこの出で立ちに度胆抜かれる🤣そして、おじいさんとおばあさんでさえも手を焼いて縁切りしたがる怠け者であくどい桃太郎。犬、猿、雉を騙くらかし、呑気でお気楽な鬼が島へ乗り込むという、何考えとるんじゃぁ〜〜と叫びたくなる奇天烈さ🤣おまけに、鬼から宝物をぶんどった後の後日談が、これまた背筋の寒くなる怖いお話なんじゃなぁ〜。もう、昔話の域を超えて現代によみがえる痛快ブラックファンタジー。芥川さん、あなたやっぱ天才っす

  • ヒラP@ehon.gohon

    芥川龍之介が「桃太郎」を分析考察すると、こんなお話に変貌するのでしょうか。 桃太郎がこの世に生まれてきた大きな神秘性に、否応なしに呑み込まれてしまいました。 桃太郎が、鬼の世界の平穏を乱して争い事の火ダネを作ったとする解釈に、創作当時の日本社会に対する彼独自のニヒリズムが感じられました。 桃太郎ば本当に英雄だったのでしょうか。 仲のよくない犬猿雉を僅かな報償で束ね、自らの征服欲を実現させた存在と考えると、現実感が増してきます。

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