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内海の輪 新装版 角川文庫

Seicho Matsumoto

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041136690
ISBN 10 : 4041136695
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2023
Japan

Content Description

気鋭の考古学助教授・江村宗三は、松山の老舗洋品店に嫁いだ元兄嫁・美奈子と密かに逢瀬を重ねていた。肉欲だけの関係を理想に感じる宗三だったが、2人で計画した瀬戸内での旅行中、美奈子に妊娠を告げられる…。不倫が明らかになれば学者としての出世の道は途絶える。不安と疑惑に満ちた旅路の中、醜聞発覚を恐れた宗三は美奈子殺害を決意するが―。男女の愛憎心理を鋭くえぐる傑作長編他1編を収録。

【著者紹介】
松本清張 : 1909年、福岡県生まれ。印刷工を経て朝日新聞西部本社に入社。53年、「或る『小倉日記』伝」で芥川賞を受賞。56年、朝日新聞を退社し、作家生活に入る。67年、吉川英治文学賞、70年、菊池寛賞、90年、朝日賞を受賞。社会派ミステリーを始め、歴史・時代小説、古代史・近現代史の論考まで執筆は多岐にわたる。作家生活約40年の間に、随筆や日記も含めて約1000編の作品を発表し、編著も含め約750冊の著書を刊行した。92年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • いづむ

    剥き出しの欲望と短絡的な凶暴性、昭和の犯罪と人間のなまなましさをこっそり覗き見たかったら松本清張で間違いなし。瀬戸内海を臨む景色の美しさと中年の男女が深みにはまる情愛のドロドロが対比される「内海の輪」、肉体の魅力で男を動かし自らの地位を固めていく女のすさまじさを描く「死んだ馬」の2編収録。

  • chuji

    久喜市立中央図書館の本。2023年5月改版初版。『内海の輪』は「週刊朝日」1968年2月16日号〜10月25日号。『黒の様式』第六話「霧笛の町」として連載され1969年5月中編集『内海の輪』表題作として改題し収録されたもの。『死んだ馬』は初出 「小説宝石」1969年3月号。松本清張さんの著作はあまり縁がなかったが、男女の愛憎も描いていたのですねぇ、社会派ミステリーが本領と思っていました。

  • デブ

    犯人の主人公を追う警察のしつこさに魅力を感じる。 「内海の輪」関西や瀬戸内の風情もよかったけど、遠い昔の新潟の雪に男女の悲しさがあった。 「死んだ馬」タイトルがよく出来てる 中盤そういうことかぁとなって最後にそういうこと!?となった

  • まさに清張の真骨頂。帯に偽りなし。ノッてるノッてる。 そしてこの作品にこの解説ありの、みうらじゅん。 見とるぞ見とるぞ〜。

  • 香織

    久しぶりに松本清張を読んだ。現実離れしてないサスペンスで、自分だったらどうするだろ…と自然と考えてしまう。松本清張は本を読むきっかけになった作家さんで、やっぱり楽しく読めた。現在ならどんなミステリーを書かれるのかな。

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