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Nhk「100分de名著」ブックス パスカル パンセ

Shigeru Kashima

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784140815892
ISBN 10 : 4140815892
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2013
Japan

Content Description

科学が進歩し、キリスト教的世界観が崩れ始めた十七世紀、「理性賛美」の声が高まった。そのような風潮のなかで、フランスの哲学者・数学者のパスカルは、自然科学とともに宗教と信仰の研究に打ち込む。「人間は一本の葦にすぎない。自然の中でも最も弱いものの一つである。しかし、それは考える葦なのだ」。人間の理性に基づく現代文明の脆さが露わになったいま、「考える」とは何かを探る。

目次 : はじめに 誰が読んでも答えが見つかる万能書/ 第1章 人生は選択の連続だ!/ 第2章 もっと誰かにほめられたい!/ 第3章 生きるのがつらいのはなぜ?/ 第4章 人間は考える葦である/ ブックス特別章 もっと『パンセ』の言葉/ 寄稿 世界は常に更新されている。だから考え続けなければならない(福岡伸一)

【著者紹介】
鹿島茂 : 1949年神奈川県横浜市生まれ。フランス文学者、明治大学国際日本学部教授。東京大学文学部仏文科卒業、同大学院人文科学研究科博士課程修了。共立女子大学教授を経て、2008年より現職。専門は19世紀フランス文学。1991年『馬車が買いたい!』(白水社)でサントリー学芸賞、96年『子供より古書が大事と思いたい』(青土社)で講談社エッセイ賞、99年『愛書狂』(角川春樹事務所)でゲスナー賞、同年『職業別パリ風俗』(白水社)で読売文学賞評論・伝記賞を受賞するなど著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Tαkαo Sαito

    全く知識もない状態で買った本でしたが、入門編としてはとても分かりやすく書かれていってよかったです。パンセで実際に書かれている内容は実は現代社会での本質的なことでもあると思いました。最後の寄稿文ではデカルトとの対比も書かれており、面白かったです。

  • ころこ

    パスカルを現代に引き付けて読み替えようと試みています。断章で、本人が編集作業をしたわけではありませんので、これこそ現代に電子書籍でバラバラにして読むに相応しいのではないかと思います。来月から田辺保訳『パンセ』を読み始めます。電子はありませんが、索引と訳注、ラフュマ版とブランシュヴィク版、セリエ版との断章番号対照表が付いています。更に抄訳で鹿島訳もあるようです。訳してある箇所は重要ということでしょうから、対照させてみたいと思います。1日10ページずつだと2ヶ月掛かりますが、読み始めれば何時か読み終わります。

  • MAEDA Toshiyuki まちかど読書会

    映画 #この世界の片隅に で衝撃を受けた私は、その後、 #パイナップルアーミー #ナニワ金融道 #宇宙兄弟 #さよならジュピター を読んで、最後に #パンセ にたどり着きました。久しぶりにいろんなことを考えさせられて、今まで読んだ本をいろいろ読み返しました。パンセ以外は漫画とSFばかりですが(笑)

  • 出世八五郎

    ブレーズ・パスカル17世紀の人物。パンセは思索という意味らしく、キリスト護教論を書く為、膨大に残ったノートが未完に終わりパンセとなる。パンセ自体は、無神論者などに神を信じさせる!という動機から執筆開始する。本書は、哲学や宗教的なものを感じさせずに人生論的な内容。人間は気晴らしや暇を紛らわすモノが必要故に激しく生きる。人間の不幸は思考であり、それが原罪そして尊厳であると主張する。読了後、思ったのはパスカルは日本人みたいということ。私の思う日本人の強味“あいまい”“ファジー”な部分と重なるから。誉めてます。

  • 人間は考える葦である。理解するとこの言葉が頭から離れなくなる。 不完全な人間は、風にそよぐ葦。自然の前に弱い存在。だが人間は、考えるということによって、考えることを知らない自然や宇宙より気高いのではないか。 パスカルは「人間は考えるというところから立ち上がらなければならない」と言う。人間は考える。それが人間の存在証明だと。 また「考える葦」という言葉に戻ってみる。そうだ、人間は不完全であり、神の下僕パスカルからしたら堕落した存在だ。その私達の存在証明が「考える」ことなら、これほど心躍る哲学はない。

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