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何とかならない時代の幸福論

Shoji Kokami

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022517418
ISBN 10 : 4022517417
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

下がり続ける暮らし、「本音」と「建て前」の二重構造、「みんな同じに」の圧力、コロナ後……
問題だらけの日本に希望はあるか? どうする? どう生きる?
いま一番聴きたい二人の珠玉対談!

NHK Eテレ「SWITCHインタビュー 達人達」で反響を呼んだ対談を、未放送分も含めて収録。
またコロナ後、あらたに行われた対談も収録した、必読の書。

■目次
【T】日本の現在地––––私たちはどこへ向かっているのか
日本のバブル、「一億総中流」の時代に
8 0年代「めんたいロック」が流行った博多で
イギリスで差別されていた地域の保育所で
2 3年間、物価も賃金も上がらない日本
イギリスの緊縮財政、貧困層の子どもたちの窮状
自分の判断で水を飲ませない? 日本の学校教育
公立校と私立校にみる、イギリス社会の激しい経済格差
労働党政権の時代に掲げられた多様性教育
「世間」に生きてきた日本人のこれから
「エンパシー」とは、その人の立場を想像してみる能力
生まれつき茶髪の生徒に「髪を黒く染めろ」と強制
出口、逃げ道がない日本社会の人生相談
若者に増えている言葉「そんなことしていいんですか?」
異なる環境の家庭が触れ合う日本の保育園
「みんな一緒に」という慣習
BBCが取り上げた無意味な日本の校則
コミュニケーション力とは、 物事が揉めた時に何とかできる力
高校生を大人扱いできない日本社会
ロールプレイとは、エンパシーのこと
人を罰するよりも、みんなが幸せになるために
……ほか

【U】社会と向き合う––––表現としてのコミュニケーション
自助、共助、公助……という順序
コロナ禍、イギリスで自然発生的に起こった相互扶助
「s a m e n e s s 」と「e q u a l i t y」の勘違い
クリエイティビティの目覚めは1歳から2歳
日本からグローバルスタンダードな企業が出てこない理由
右も左も同調圧力に苦しめられるのは同じ
コロナ罹患で謝罪する芸能人
景気が悪くなれば、民がおとなしくなる?
ブルシットジョブに傷ついた人たち
政治参加する人間を育てる、英国のシチズンシップ教育
新自由主義がたどるルート
緊縮を主張する人たちのカラクリ
Tw@tter とリアルの乖離
「Zoom 画面ではどこが上座か」問題
自分の頭で考えて議論する教育
日本の芸能人が政治を語るタブー
演劇は、他者を説得するツール
必ずカウンターが出現する英国社会
日本で7 0年以上戦争がなかった理由
……ほか

【著者紹介】
ブレイディみかこ : ライター、コラムニスト。1965年、福岡県生まれ。福岡県立修猷館高等学校を卒業後、渡英を繰り返す。96年に渡英後は断続的にブライトンに住み、ロンドンの日系企業での勤務、翻訳の仕事、保育士を経て現在は執筆活動に専念。2017年、『子どもたちの階級闘争―ブロークン・ブリテンの無料託児所から』(みすず書房)で第16回新潮ドキュメント賞受賞。19年、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』で第2回Yahoo!ニュース本屋大賞ノンフィクション本大賞受賞

鴻上尚史 : 作家・演出家。1958年、愛媛県生まれ。早稲田大学卒。在学中に劇団「第三舞台」を旗揚げ。95年「スナフキンの手紙」で岸田國士戯曲賞、2010年「グローブ・ジャングル」で読売文学賞戯曲・シナリオ賞受賞。現在は、「KOKAMI@network」と「虚構の劇団」を中心に脚本、演出を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • シナモン

    鴻上尚史さんとブレイディみかこさんの対談集。「みんな仲良く」「絆」「世間と社会」もう共感しまくりで付箋だらけになっちゃった。同調圧力ってほんと息苦しい。世間では同じ時間を共に過ごすことが大事。だらだら続く会議は議論することよりいっしょにいることが重要。知らなかったけどズーム画面ではどこが上座か問題ってあるんだね。変えていくには教育が大事だと思うけど、鴻上さんが言うようにランドセルとリクルートスーツが当然と思われてる限り日本は変わらないんだろうなぁ。

  • エピファネイア

    多様性の時代にはエンパシー(相手の立場になって考える能力)が重要という点は同意。英国は教育に相手の立場になって考えるスキルを身につけるためにロールプレイ(演劇教育)を導入している。一方、日本は一夜漬けで何とかなる教育が主流で、正解がないテーマに意見を表明する場はほぼない。この差は大きい。大事なのは、常により上位の目的を考えること。教育のより上位の目的は何だろう。教育に携わる方にはこの問いを自分に投げかけ続けてほしい。そして、人類の最上位の目的を考えれば、プーチンがやっていることは愚挙としか言いようがない。

  • けんとまん1007

    シンパシーとエンパシー。あまり、考えたことがなかったが、エンパシーを深めたいと思う。世間と社会は、鴻上さんの本で読んでいたので、その通り。自助と公助についても、今の政治屋の考え方とは真逆で、同感。狭い中だけでものを考えることから、いかにして離れるかだと思う。

  • みかん🍊

    イギリス暮らしのフレンディーさんと鴻上さんの対談集、日本は他人に親切で安全な国と思っていたが、それは世間つまり自分の知っている周囲の人々に対してだあって社会、知らない他人には冷たい、「同調圧力」人と同じ事をして同じ考えでいないと生きづらい今の日本、他人に強く物事を言えない日本人だがTwitterで匿名なら平気で誹謗中傷をする、窮屈で理不尽な校則で縛られて来た若者は考える、議論するという事が出来なくなっている、後半のコロナの時代について書かれているが、日本人も考え方を変えていかなければいけない時代。

  • ひこうき雲

    もういいよ。社会と世間、同調圧力の話は。日本の「ここがおかしい」ではなくて、こんな何とかならない時代に、どうやったら幸福になれるかもう少し語ってくれないと…そこは自分の頭で考えることが大切!と言われても…

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