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絶望ノート 幻冬舎文庫

Shougo Utano

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344418981
ISBN 10 : 4344418980
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2012
Japan

Content Description

中2の太刀川照音は、いじめられる苦しみを「絶望ノート」と名づけた日記帳に書き連ねた。彼はある日、頭部大の石を見つけ、それを「神」とし、自らの血を捧げ、いじめグループの中心人物・是永の死を祈る。結果、是永は忽然と死んだ。が、いじめは収まらない。次々、神に級友の殺人を依頼した。警察は照音本人と両親を取り調べたが、殺しは続いた。

【著者紹介】
歌野晶午 : 1961年千葉県生まれ。東京農工大学卒。88年『長い家の殺人』でデビュー。2003年に刊行された『葉桜の季節に君を想うということ』が「このミステリーがすごい!」「本格ミステリ・ベスト10」の第1位に選ばれ、第57回日本推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞を受賞しベストセラー。10年、『密室殺人ゲーム2.0』で第10回の本格ミステリ大賞を再受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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DEATH NOTE小説版!と思いきや、それだけ...

投稿日:2021/02/27 (土)

DEATH NOTE小説版!と思いきや、それだけではない面白さがこの小説にはある。 個人的にはこのいじめられっ子の主人公の性格がひねくれ曲がっててそれが逆に笑えるくらいだった。普通に面白い。

少年H さん | 大阪府 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ちょこまーぶる

    最後まで作者に翻弄された一冊でした。と言うのは、最後の最後まで、何が正しい記述なの???と言う感じで、先が読めずに自分自身の感情を弄ばれた感じがして、自分自身に絶望してしまったのは事実です。でも、内容は陰湿な子どもの世界が「これでもか」と言うぐらい描かれていて、主人公の照音君のような境遇で現実の世界のある意味自己中的な考えを妄想の世界にその思いを転嫁してしまうというモンスター?が描かれていて、読んでいて背筋が凍るような思いをしましたね。ページを捲るスピードが速かったですよ。彼の今後の人生は・・・怖いです。

  • 小梅

    ラストのドンデン返しが素晴らしかった。 中盤ぐらいで、この日記は内容に細工があるのかな?と思い始めたが、ラストは想像できない程の展開で、ページ数を感じさせない勢いで読了しました。 とても面白かったです。

  • 🐾Yoko Omoto🐾

    歌野作品はやっぱりとんでもなく面白い。「絶望ノート」とは、主人公の少年が「自分は如何にどうしようもない親の元で不幸な境遇にあるか」、「如何に日々クラスメートから耐え難いイジメを受けているか」などを日記として切々としたため、果ては自らが作り上げた架空の神様に相手の死を願う、そんな心の叫びを綴ったノートである。『願えば人が死ぬ』このノートが巻き起こす、本人も予期せぬ数々の事件。真実はどこにあるのか、神様はいったい誰なのか、家族とは、親とはどうあるべきなのか。他力本願と責任転嫁の末に待ち受ける結末には驚愕。

  • いしかわ

    '騙された'ーーーー! 見事なミスリード。このラストを見破れる人って、いるの? テーマの'イジメ' も興味深かった。胸が痛くなるような描写も多いけど、厚さを感じさせないくらいスラスラ読めて 一日で読了。読後感は良いものではないけれど、解説での章の繋がりにも驚かされる。教師という存在を、ここまでリアルに書く作品も珍しい。この一冊で、結構ジョンレノンに詳しくなりますよね。いやぁ、久々に ラストで驚かされた。

  • にいにい

    歌野晶午さんの長編作品。長編だけど、サックリと読み進められた。さすが、歌野さん。虐め、悪徳教師、親子関係を絡め、最後は、どんでん返し。登場人物のそれぞれが、意図しない全体の進み方が、面白い。

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