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オリンピックを殺す日

Shunichi Douba

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784163915937
ISBN 10 : 4163915931
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2022
Japan

Content Description

メディアを排除し、「ザ・ゲーム」を開催せよ!コロナ禍にもかかわらず、強引に開催された東京五輪の最中、大学教授が、「五輪は集金・分配システムと化し、意義を失った」という言葉を残して、日本を去った。数年後、記者がある情報を手にする。世界的企業が、新たなスポーツ大会「ザ・ゲーム」を企画している、と。記者は、この大会を仕掛ける、謎の組織の正体を暴けるのか。

【著者紹介】
堂場瞬一 : 1963年生まれ。茨城県出身。青山学院大学国際政治経済学部卒業。2000年『8年』で第十三回小説すばる新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ミカママ

    なんとも物騒なタイトルだが、書かれている内容はしごくまっとうだ。オリンピック大会の行われる時期や競技時間が、米NBC主導であることはなんとなく知っていたが、ここまでとは。「お祭り」「商業主義の結晶」と割り切るか、それともまったく別物の「スポーツ優先主義大会」を作るか。オリンピックそのものがなくなることはないと思うが、原点に立ち戻る時期に来ているのかもしれない。ボーナスとして堂場さんのスポーツもので著名な「アノ方」が出てきてびっくり。ファン必読書。

  • 旅するランナー

    ザ·ゲーム。オリンピックと同時期に、アスリートファーストな大会として開催される。スポンサーなし、テレビ中継なし、取材拒否、無観客、出場者による費用自己負担。オリンピックの真逆いく、アスリートオンリーなポリシー。この変わったスポーツイベントの成り行きを、東日スポーツの記者菅谷が取材する姿を描く、変わった小説。作者はオリンピックの存在意義を問いたいのでしょう。全体的に盛り上がりに欠けますけど、孤高のランナー山城の登場にはファンはヒート間違いなし。

  • いつでも母さん

    田舎に住む私にとって、ほとんどのメジャースポーツはTVで観戦するのが現実。だから、オリンピックは発祥の地ギリシャで開催され続けたらいいと思っていた(極論ではあるが)商業オリンピックに拍車がかかり、誘致や開催に色んな思惑や力学が働くようになって、更にはプロとアマチュアの垣根も渾然としている今、堂場さんの物騒なタイトル作はいつか・・そんな日がそんな事になる時が来るかもしれないと思いつつ読んだ。スポーツは本来アスリートのためのもの。だが、現実はアスリートは色んなことに縛られる。これは永遠のテーマかもしれない。

  • 巨大化し過ぎたオリンピックへの警鐘でした。確かに金集めのイベントと化している気もしているので、アスリートファーストとは何かを考えるべきかと

  • ユザキ部長

    多分、多くの人が感じたあの違和感。東京オリンピックの前と後ろ。やれ中止だの無観客だの。微妙なスポンサーや聖火リレーに四苦八苦した行政もだし。で、始まるとメダルラッシュに「感動ありがと〜」っと。そこに端を発し話が膨らむのだろうけど、結末の持って行き方に不安感を覚えながら読んだ(ここら辺は堂場瞬一あるあるかも)(山城に浦、皆川や朝倉ら辺はファンサービスか)やがて話は終盤に。なるほど、「大きくなりすぎた恐竜は滅びるしかない」か。なんだか予言書みたいだった。アリなような気がする。

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