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雷神 新潮文庫

Shusuke Michio

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101355573
ISBN 10 : 4101355576
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2024
Japan

Content Description

あの日、雷が落ちなければ、罪を犯すことはなかった――。埼玉で小料理屋を営む藤原幸人【ゆきひと】を襲った脅迫電話。電話の主が店に現れた翌日、娘の夕見【ゆみ】から遠出の提案を受ける。新潟県羽田上【はたがみ】村――幸人と姉・亜沙実の故郷であり、痛ましい記憶を封じ込めた地だった。母の急死と村の有力者の毒殺事件。幸人らが村を訪れると、凄惨な過去が目を醒まし‥‥。最後の一行まで最上級の驚愕が続くミステリ。

【著者紹介】
道尾秀介 : 2004(平成16)年『背の眼』でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し、デビュー。’07年『シャドウ』で本格ミステリ大賞、’09年『カラスの親指』で日本推理作家協会賞、’10年『龍神の雨』で大藪春彦賞、『光媒の花』で山本周五郎賞、’11年『月と蟹』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • H!deking

    道尾秀介は文庫コンプしてるので待ちに待った新刊です。いやー凄い。今回も楽しませて頂きました。ぐるぐるに絡み合う伏線が、ラストで一気に解決しますね。それぞれ一本小説書けそうなほど複雑でした。それにしてもどんなに構えてても毎回毎回思ってもないところからひっくり返される。ひっくり返される。初期の頃の真備シリーズとかあの辺好きな人にはおすすめ!

  • カブ

    先が気になりほぼ一気読みでした。新潟県の羽田上村での不可解な母の死と毒殺事件。何も解決しないまま月日は流れ、主人公の幸人、その娘夕美と姉の亜沙実は故郷へ。横溝正史ほどではないけど、古い村の習わしに翻弄されていく感じから目が離せなくなった。

  • mayu

    小料理屋を営む幸人を襲う脅迫の電話。幼い頃に母を亡くした村での出来事と、妻の事故がどう繫がっていくのか気になってページ数が結構あるのにあっという間に読んでしまった。小さな村特有の狭い世界と関係性、しんしょもち達に息苦しくなる。雷を落とすのは姉じゃなくてあの4人だろう!!と叫びたくなる程、真実が見えてくるほどやるせない。良かれと思ってやったことが回り回って最悪の結末を呼ぶ。都合良すぎな部分を感じつつも違和感のあった言葉はそういうことだったのか!と伏線が見事に紐解かれた一冊だった。

  • Kay

    田舎の閉鎖的な小さな村、雷、キノコ、住民の不審死、村の財政を支配する資産家たち。ミステリーとして良い素材が揃っていただけに期待していましたが、スピード感に欠ける印象で、退屈を感じて何度も中断し時系列があやふやになったまま終了してしまいました。ゆっくりと謎が深まり、登場人物達の表情や心情を細かく描き、丁寧に伏線を回収していく構成は日本のミステリー小説らしいと思います。作中で起こる一連の悲劇が『この世には、どんな神様もいない』という1文に十分すぎるほどの重みを与えていました。

  • なみ

    小料理屋を営む藤原幸人の元に、家族の秘密を知る何者かからの電話がかかってくる。 そんな中、娘の夕見から、幸人の故郷へ出掛けることを提案され、姉の亜沙実と共に、31年前に起きた悲惨な事件の真相を探ることに。 雷によって失われた記憶や、死者が遺した手紙など、次々と気になる設定が現れ、新たな事件が起こり始める展開に、ドキドキしながら読み進めました。 最後の1行まで油断できない、作者らしいミステリです。

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