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横道世之介 文春文庫

Shuuichi Yoshida

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167665050
ISBN 10 : 4167665050
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2012
Japan

Content Description

大学進学のため長崎から上京した横道世之介18歳。愛すべき押しの弱さと隠された芯の強さで、様々な出会いと笑いを引き寄せる。友の結婚に出産、学園祭のサンバ行進、お嬢様との恋愛、カメラとの出会い…。誰の人生にも温かな光を灯す、青春小説の金字塔。第7回本屋大賞第3位に選ばれた、柴田錬三郎賞受賞作。

【著者紹介】
吉田修一 : 1968年生まれ。高校まで長崎で過ごし上京。法政大学経営学部卒業。97年、「最後の息子」で第84回文學界新人賞を受賞。同作が芥川賞候補作となる。2002年、『パレード』で第15回山本周五郎賞、「パーク・ライフ」で第127回芥川賞、2007年、『悪人』で第61回毎日出版文化賞と第34回大佛次郎賞、2010年、『横道世之介』で第23回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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こんな大学生活を体験してみたかったなと感...

投稿日:2021/04/11 (日)

こんな大学生活を体験してみたかったなと感じる。先輩や友人と微笑みたくなる日常的の数々。ラストでグッと心を掴まれる。

はらや さん | 大阪府 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • エドワード

    三月になると「また四月が来るんだなあ」と思う。四月、春。新しいことが始まる季節。これは、横道世之介という青年が大学に入学し、東京で暮らした一年間を描いた物語である。1981年に東京の大学に入学した私には、彼が他人とは思えない。この一年間は人生で最も濃い一年間だ。467ページもあるのだ。アパートの隣人が「こんな子が東京で一人でやっていけるのか」と思う、隙だらけで、友人たちの心に残る世之介。この物語は本当に面白すぎる。懐かしすぎる。だけど泣けてくる。ここにあるのはリアルな80年代の青春。等身大の私の青春。

  • hit4papa

    長崎から上京し、大学生活を送る横道世之介の一年間を描いた青春小説です。チャランポランで、真直ぐで、間が抜けていて、図々しくて、憎めない、世之介は、愛されるとはいかないまでも、いつまでたっても懐かしい存在。本作品は、平々凡々で、大きな事件など起こりはしないけれど、忘れられない物語となっています。世之介と彼をを取り巻く人々のその二十年後が、所々で挿入されるという構成のなせるワザでしょうか。珍しく明るくポップな語り口ですが、そこは吉田修一さんだけに、きっちりホロ苦さは残してあるのです。ラストはぐっときました。

  • 酔拳

     長崎出身の世之介の大学入学から、小説は始まる。大学時代の話はとてもおもしろく読める。周囲の友達や先輩もおもしろい。この頃のの大学生活はとても、楽しかったんだろうな。と思わせられる。 また、中年ぐらいになった、友達が回想する文章が織り交ぜられ、また、その文章がグッとくる。とてもいい構成だなと思った。 世之介ともし、大学時代あっていたら、友達になっていたんじゃないか?と思ってしまいました。

  • ミカママ

    実は「青春小説」という分野が好きじゃなかったです。学生時代は逆に背伸びした作品ばかり読んでたし。でもこれは!!冒頭から一気に持っていかれました。世之介は、おそらくは吉田さんの等身大なんでしょうね。というか、あの時代18歳で親元離れて東京で一人暮らしを始めた、すべての私たちへのオマージュだと思います。そして去年の秋、逆に息子を送り出した私には、ラストの世之介母の手紙、涙無くしては読めませんでした。それにしても吉田さん、こんなに軽快で楽しい(ただしもちろんそれだけではない)作品も書けるとは!(映画鑑賞済み)

  • seacalf

    野放図な世之介の言動を楽しむ小説。時代を反映させる地名やアイテムは、バブル期を知らない読者からすると閉口ものではあるけれど、その時代を知っている人は味わいもひとしおなんだろうな。ともあれ、世之介のような生ぬるい大学生活は、自分にも多少なりとも覚えがあるので懐かしい。斜に構えず、世之介にほっこりさせられながらまったりページをめくって楽しむのが正解だと思う。高良くん主演の映画も観たいなあ。彼の満面の笑顔が思い浮かんで、それだけでほっこりしちゃう。

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