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代替医療のトリック 新潮文庫

Simon Lehna Singh

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784102159767
ISBN 10 : 4102159762
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ホメオパシー、鍼、指圧、カイロプラクティック、アロマセラピー、ホントに効くの? 様々な代替医療を科学の眼で検証する。科学を読む、歴史を観る。新シリーズ始動! Science&History Collection


ワシントンは血を抜かれすぎて死んだ。瀉血が信じられていたからだ。壊血病患者は重労働を課された。ビタミンCが未知だったために。ナイチンゲールの登場以降、医療効果を科学的に測定しようという試みは、2000年代、ついに代替医療へと──。鍼、カイロ、ホメオパシー他の最新の科学的評価とは? 知られざる逸話とともに語られる、代替医療の真実。『代替医療のトリック』改題。




【著者紹介】
サイモン・シン : 1964年、イングランド、サマーセット州生れ。ケンブリッジ大学大学院で博士号を取得、ジュネーブで勤務後、BBCに転職。TVドキュメンタリー『フェルマーの最終定理』(’96年)で国内外の賞を多数受賞し、’97年、同名書を書き下ろす。科学書の分野で世界中から高い評価を得ている

エツァート・エルンスト : 1948年、ドイツ、ヴィースバーデン生れ。代替医療分野における世界初の大学教授。’93年、英エクセター大学に代替医療学部を創設

青木薫 : 1956年、山形県生れ。京都大学大学院で博士号を取得。翻訳家。2007年、日本数学会出版賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 修一朗

    鍼/ホメオパシー/カイロプラティック/ハーブ療法を代替医療の例として取り上げ,代替医療はプラセボ効果を上回らないということを「科学的根拠に基づいて」論じているが,代替医療を放置してきた組織を糾弾する第Y章が主眼で,自分が知りたかった内容とは違った。そのことは文庫本あとがきにあって,プラセボ効果の発生メカニズムはドーパミン,エンドルフィンなどの脳内化学物質の挙動と関係があるという。是非続編でカプチャクさんの研究を詳しく紹介して欲しい。自分は鍼や漢方薬は似た治療効果があると思っている。そこらへんも是非。

  • kouheiheihei

    「科学と意見という、二つのものがある。前者は知識を生み、後者は無知を生む」著者は医学の父ヒポクラテスの言を冒頭に掲げており、著書の指針となっています。「科学的根拠にもとづく医療」がどのように生まれ、鍼やハーブ医療といった代替医療は本当に効果があるのか、分かりやすく魅力的な文章で書かれています。個人的には、軽度な腰痛であれば整骨院やカイロプラクティックに行けば良い程度の考えしかありませんでしたが、著書ではメリット・デメリットについて、客観的に述べています。医療について考えさせられる良い本でした。★★★★☆

  • ikatin

    登録400冊目は満を持してこの本を選ばせてもらいました。相変わらずの科学的な筆致で本作にも満足。臨床研究の手法に関してはある程度基礎知識があったので、多くの代替医療の無意味さ(これをあおるトップテン含む)にますます憤りを感じたし、通常医療にも問題があることを大前提としていることから、なおさら説得力がある。おそらく医療という言葉をつけるのがそもそも問題で、たばこと同じで嗜好品扱いとし、エヴァンズの言うようなラベル貼付を義務付け、税金を掛けまくるのが妥当。それでもトップテンの人々はさんざん文句を言ってのらりく

  • いちろく

    この本によると、代替医療とは現代の科学では理解できないメカニズムで効果を表すとされる治療法であり多くの科学者や医師が受け入れていないモノ。興味深い点は、効果があるのか?安全面はどうなのか?について書かれている所。最終的な判断は、読者の一人ひとりに委ねられるけれど、情報の一つとして受け入れておく事は悪くないと思う。効果がない「代替医療」が存在する事も、効果があっても副作用が酷い「代替医療」が存在する事も事実なのだから。

  • ふみあき

    代替医療と聞くと、スティーブ・ジョブズや小林麻央などの著名人の不幸を連想して、もともと悪印象しかなかったが、それが決定的になった。ジョージ・ワシントンが瀉血で殺されていた、というのは初耳だった。ハーブ薬や漢方が自然由来だから安全という理屈も、毒キノコの存在を考えれば神話だと分かる。普通に街中にある鍼灸院もカイロプラクティックも科学的根拠はない。WHOが鍼治療をPC的理由で不当に高く評価してしまったというのも困ったこと。まして西洋医学に対して、伝統的で全体論的な東洋医学の優越性を説くなど、バカバカしい限り。

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