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ビリー・サマーズ 下

Stephen Edwin King

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784163918327
ISBN 10 : 4163918329
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
白石朗 ,  

Content Description

狙撃を実行したが結局、警察からも依頼人たちからも身を隠す羽目になったビリー。しかもたまたま、潜伏する家に転がり込んできた若い女性アリスを助けることになってしまった。いったい何が起きているのか。依頼人は何を狙っていたのか―。ビリーは殺しの仕事の真相に近づくべく、策を練りはじめる。しかし、追い出すに追い出せないままのアリスをどうすればいいのか。執筆途中の小説も気にかかる。物語は急転回から加速して、ビリーの運命は思わぬ方向に動き出す!事件の真の目的と黒幕とは!?先読み不能な展開の末に、キング史上最も美しい名場面が―。殺し屋史上最高にカッコいい男の罪と罰、贖罪と復讐。そして物語を読むことと紡ぐことへの愛。巨匠がついに生み出した最高のクライム・ノヴェルに、震撼せよ。

【著者紹介】
スティーヴン・キング : 1947年、アメリカ、メイン州ポートランド生まれ。英語教師のかたわら小説の執筆をつづけ、1974年『キャリー』で作家デビュー。専業小説家となってベストセラーを連発し、「モダン・ホラー」の旗手となる。以来50冊以上の本を出版し、ブラム・ストーカー賞、世界幻想文学大賞、エドガー賞、米国ナショナル・ブック・ファウンデーション・メダルなど多数の賞を受賞する

白石朗 : 1959年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    上・下巻、600頁強完読しました。キング作家デビュー50周年に相応しい久々のスマッシュヒット、キングの従来の読者にもホラーが嫌いでキングを敬遠していた人にもオススメです。今年の海外ミステリBEST10候補でした。 50周年の今年は、新作がどんどん刊行されるので楽しみにしています。 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163918327

  • ケンイチミズバ

    後半はリュック・ベッソンの映画だった。ビリーはジャン・レノ、アリスはナタリー・ポートマン。ビリーがアリスを巻き込んだのか、アリスに巻き込まれる運命だったのか、五分五分だな。彼女は新しい人生を歩むことになるが、ビリーの才能のひとつは引き継がれることになるラストがいいね。小説は幾通りにも人生を変えられる。現実には実らなかった願いを叶えることも、どこかで生きていて欲しい人を、死なせたくない人を生かしておくことができる。キングが望んだのか、冷徹さがなく、文章がまるい。展開も文章もラノベのようだったのがやや残念だ。

  • ひさか

    2021年8月刊のBILLY SUMMERSを翻訳して、2024年4月文藝春秋刊。アリスが登場して、俄然面白い展開が始まり、目が話せなくなる。これほどの展開を見せてくれるキングは魔術師かも。ビリー、アリス、バッキーの会話も楽しい。予想していなかったラストも強烈で、このあと、アリスはいったい、どうするんだろうと、とても気になった。ありがちな展開だが、登場人物たちの描写が素晴らしく、すっかり感情移入してしまった。感無量。

  • ぽてち

    上巻とは打って変わって、本巻では四面楚歌の状況に陥ったビリーと、彼が命を救った女性との逃避行が描かれる。もちろん逃げるだけではない。ある場面を境に反撃に転じることですべての謎が明らかになる。その間ビリーの執筆は続いていて、その作中作を通して彼の辿ってきた人生が垣間見える構成だ。“殺し屋”という究極の犯罪者でありながら、正義感の強い男が成り立つ理由がわかる。本作にスーパーナチュラル要素は皆無だが、ある作品の舞台となったホテルの跡地が登場し、ちょっとだけ不穏な空気が漂う。思えば、あの作品の主人公も作家だった。

  • ぐうぐう

    『あなたの迷宮のなかへ カフカへの失われた愛の手紙』が評判になっていると聞く。実在した女性ミレナとカフカが交わしていた書簡のうち、カフカがミレナに送った手紙は残っていてカフカ没後に書簡集として刊行されているが、ミレナがカフカに送った手紙は燃やされてしまい、この世にはもう存在しないという。その存在しないミレナの手紙をマリ=フィリップ・ジョンシュレーが、想いと想像で綴ったのが『あなたの迷宮のなかへ』だ。ジョンシュレーは言う。「こうしたことができるのも、文学的な想像力のなかにある自由さ」だと。(つづく)

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