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モーツァルト ちくま学芸文庫

Tadashi Isoyama

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480095770
ISBN 10 : 4480095772
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2014
Japan

Content Description

驚異の神童として名を轟かせながら、貧困のうちに不遇の晩年を送った天才作曲家―世に広く根付いているモーツァルトの姿は、誇張されたフィクションだった!新たな視点から資料を読み直すことにより、作品がその生涯と手をたずさえ、ますます美しい輝きを獲得してゆく。才能を誇りとも重荷ともしながら、史上初のフリー音楽家として各ジャンルに革新をもたらした青年音楽家が、苦闘の末、野心から解き放たれて満ち足りた調べを奏でるまで。知られざる真の姿をあざやかに描く。厳選15の名曲・名盤紹介つきのモーツァルト入門決定版。

目次 : 第1章 生涯/ 第2章 「貧しいモーツァルト」というフィクション/ 第3章 最後の年一七九一年(1)―開かれた扉/ 第4章 最後の年一七九一年(2)―終息に向けて/ 第5章 伝記はどう作られたか/ 第6章 自分でつけた作品目録/ 第7章 歌曲に秘められたドラマ/ 第8章 オペラにおける人間描写―フィオルディリージの場合/ 第9章 発展する交響曲/ 第10章 モーツァルトとバッハ/ モーツァルトを知るための15曲

【著者紹介】
礒山雅 : 1946年生まれ。現代のバッハ、モーツァルト研究を牽引する音楽学者。現在国立音楽大学招聘教授、大阪音楽大学客員教授、いずみホール音楽ディレクター、サントリー芸術財団理事。日本音楽学会前会長。著書に『マタイ受難曲』(東京書籍。第10回京都音楽賞・研究部門賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • どら猫さとっち

    これまでのモーツァルト像は、偽りだった!?神童伝説を払拭し違う視点から、これまで見えてこなかったモーツァルトが現れてきた。NHKFM『古楽の楽しみ』の案内役が紐解く、モーツァルトの謎が、この一冊に。実は本書を読むきっかけは、このFM番組を聴いて興味があったことである。モーツァルトがこれほど謎が多く、親しまれているか。本書でわかることだろう。

  • Historian

    バッハ学者いそやま ただしさんが、14年前に著した『モーツァルト 2つの顔』を「根本的に増補改訂」。「アマデウス」でも知られている「天才神話」をこえて、「ともに人生を歩む幸せ」をもたらすモーツァルトを語ります。「私の最後のモーツァルト論になることだろう」と言い切っておられる。「モーツァルトとバッハ」という章もあって、礒山さんならでは、の本です。アバド、ルツェルン祝祭管弦楽団の演奏が圧倒的で、終わって拍手がわき上がるまで「なんと45秒の静寂が場内を支配している」という句で、この感動の文庫本は終わります。

  • shiki30

    クリストフ・ヴォルフのモーツァルト本の訳者の書いているものと知り読んだ。バッハの専門家とあって筆者独自の研究についてとりわけ議論を広げているわけではないが、近年のモーツァルト研究によって明らかになってきた晩年のさらに飛翔せんとする芸術家像がわかりやすく説明されている。モーツァルトの作品の紹介と解説が豊富で、未だ知らぬ名曲に出会える。

  • キット

    100点

  • リトル★ダック

    韓国ミュージカル「モーツアルト!」に違和感があって、Amazonで探したのがバッハの第一人者礒 山   雅氏が書いたモーツアルトの研究本。あのミュージカルでは、「自由は飢えだ」「金を送ってくれ」またはその逆のような歌が多くて、辟易してしまったのですが、この書籍を読んで、モーツアルトを身近に感じられるようになりました。 「モーツァルトの音楽は、時間的存在としてのわれわれの感受性を鋭く目覚めさせ、それを鼓舞しそれに翼を与えて、自由な世界へと解き放つものであると。」

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