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新装版 ぼくは戦争は大きらい やなせたかしの平和への思い

Takashi Yanase

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784778035280
ISBN 10 : 4778035283
Format
Books
Release Date
December/2022
Japan

Content Description

亡くなる数ヶ月前に語ったユーモアの中に込められた戦争批判、平和への思い。

目次 : 第1章 軍隊に入ってみたら、こんなところだった(軍隊がきらいなぼくが兵隊に/ 入営は高知ではなく小倉勇猛果敢なる73部隊に入隊 ほか)/ 第2章 決戦のため、中国に渡ることになって(ついに出陣の日が来た/ 陣地の穴を掘るのはお手の物/ 紙芝居で村々を回る ほか)/ 第3章 ようやく故郷に戻る日が来た(戦争が終わってびっくり/ ヤクザがぞろぞろ/ 自作のお芝居を上演 ほか)

【著者紹介】
やなせたかし : 1919(大正8)年高知県生まれ。東京高等工芸学校工芸図案科(現千葉大学)卒業。東京田辺製薬宣伝部に入社後、徴兵され小倉の第12師団西部73部隊に入隊、野戦重砲隊に配属される。復員後、高知新聞社に入社、雑誌を編集。その後上京して三越宣伝部にグラフィックデザイナーとして勤務。1953(昭和28)年退社、フリーとなり、作詞家、舞台美術家、放送作家として活躍。1973年に月刊「詩とメルヘン」をサンリオから創刊、また同年フレーベル館の月刊絵本「キンダーおはなしえほん」に『あんぱんまん』を掲載。1988年アニメ『それいけ!アンパンマン』が放映され、全国的な人気を博する。「手のひらを太陽に」の作詞でも知られる。2013年10月13日死去、享年94(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • のぶのぶ

     「アンパンマンの中で描こうとしたのは分け与えることで飢えはなくせることと、嫌な相手とでも一緒に暮らすことができる。」、国語の教科書にやなせたかしの話がのっている。教科書では、戦争、軍隊にいたときの様子が詳しくないので、その部分を補うことができた。中国の福州に行ったことで大きな戦闘には巻き込まれていないようだが、福州から上海近くの朱渓鎮まで、毎日40km歩くのは大変だったのだろう。空腹との戦い、マラリアになった経験は大変だったことだろう。その中でも、自分の得意なこと(絵)を活かして生活していたことを知る。

  • 金吾

    軍隊にはいる気がなかった兵士の感想がよく伝わります。純粋培養で偉くなり、そして堕落する人は本当にたちが悪いと思いました。また戦争好きな人は兵士にはいないのではと思いました。

  • えりまき

    2024(133)2013年刊行「ぼくは戦争は大きらい やなせたかしの平和への思い」の新装版。私も戦争は大きらいです。「アンパンマンとばいきんまんは、食べ物とばい菌です。だから、仲良くしてもらっては困るのです。それでも、彼らはマンガの中でともに生きています。」

  • ムーミン2号

    『アンパンマン』の生みの親、「手のひらを太陽に」の作詞でも知られる高知県出身のやなせたかしさんは、昭和15年から終戦まで、中国で軍隊生活を経験されている。90歳を過ぎて初めて語った戦争体験だが、激戦地での戦争とは少し様相が異なる。召集され、軍隊に組み込まれて、送り出された先で、運命は随分異なることもよくわかるし、引き揚げも様々だとわかった。それでも融通の利かない軍隊、理不尽な軍隊は(多分自由人だった)やなせさんには相当イヤなものだったのだろうと想像ができる。本書も貴重な戦争体験記。

  • みじんこ

    軍隊招集〜引き揚げまでの自身の戦争体験が語られている。意外と要領よく馴染んでいきながらも、終戦の際にやっと終わったのかとほっとした、と思ったと語っているのはとても正直だと感じた。アンパンマンが空腹の子に自分の顔を食べさせてあげるという発想が実は戦争体験から生まれたことは初めて知った。根本的に、自由に生きたかった人なのだろう。「おしまいに」は簡潔ながら本書の中で最も反戦のメッセージ性が強い。戦争の原因に人間の生存本能の「飢え」と「欲」が関係しているとする考え方は頷けるものがあり、現代においても変わってない。

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