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日本人はどう死ぬべきか? 新潮文庫

Takeshi Yoro

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101308449
ISBN 10 : 4101308446
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2022
Japan

Content Description

日本人の平均寿命は延び続けており、80歳を超えた。だが、どんなに寿命が長くなっても、人間には必ず死が訪れる――。自分の死と他人の死は何が違うのか。親しい人の死にどう向き合っていけばよいのか。定年後の生き方、理想の最期、墓、葬儀、時代を超え残っていく建築など、知の巨人二人が死について縦横無尽に語り合う。文庫化に際して特別対談「これからの日本人の死生観」を増補。

【著者紹介】
養老孟司 : 1937(昭和12)年、鎌倉生れ。解剖学者。東京大学医学部卒。東京大学名誉教授。’89(平成元)年『からだの見方』でサントリー学芸賞受賞。新潮新書『バカの壁』は大ヒットし2003年のベストセラー第1位、また新語・流行語大賞、毎日出版文化賞特別賞を受賞した

隈研吾 : 1954(昭和29)年、横浜生れ。建築家。’79年東京大学大学院建築学科修了。コロンビア大学客員研究員、慶應義塾大学教授を経て、2009(平成21)年より東京大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あすなろ

    書店平台で手にした、同じ高校の先輩後輩だという養老先生と隈氏が題名に記されるテーマに捉われず縦横無尽に対談を繰り広げる知的に面白い対談集。テーマも時もバラバラでそれがまた興味深さを増している。どれを記して感想としたら良いのか判別に迷うぐらい多彩なのであるが、一つだけ大きなテーマとして挙げるとすれば、やはり隈研吾氏との対談なので複数出てくる建築関係から発展していく話に惹かれるものがある。知的好奇心赴くままにそれを満たしながら読み進められる愉しい一冊。

  • canacona

    養老先生と隈さんの対談集。どう死ぬべきかについては、養老先生は死ぬ時のことは考えない、とばっさり。養老先生らしい😁下鴨神社にあるプラスチックと磁石で作られた現代版方丈、5代目歌舞伎座、など隈さんが設計した場所で対談。どの話も興味深かったです。ゆく河の流れは絶えずしてしかももとの水にあらず。人間の体は数年ですべての細胞が入れ替わる、古い建物も修繕を繰り返して入れ替わりながら残っていく。テセウスの船を思い出した。隈さんのお墓は石で区切られたシンプルなお墓。養老先生は虫塚に入れてもらうと別の本で読みました。

  • 来未

    建築家隈研吾氏と解剖学者養老孟司氏の対談形式。何よりもタイトルに惹かれ本書を購入。生死観についての哲学的な話なのかと思いきや医学、建築、宗教、歴史、都市計画などなど様々なテーマで展開される。死について一人称、二人称、三人称の死の分け方には納得。自分の死については、考えても仕方がない、死んだら何も感じないのだから…という考え方になるほどね…と、これも納得。なかなか奥深い話であった。また、歌舞伎座の歴史や隈研吾氏設計の5代目歌舞伎座の作りなどは、とても興味深い。改めて、建築に興味が湧いてきた。昔の血が騒ぐ。

  • びぃごろ

    なるほど死ぬ時はニコッと笑えたら最高だ。日本社会は本音を隠して五分五分で調整する体質。新しいことをしようとすると「それは面倒ですな」ってお前がな!周りから理解されにくいことをやってる変わり者は、社会には貴重で簡単につぶしてはいけない。隈さんのお墓は墓石がない一見するとゴミ置き場。子どもには安全なものしか食べさせないという姿勢が強すぎる母親が自分がいかに危険かを気付いていない。仕事には適度な距離を、作品には超越した無関心を。人間も物質として入れ替わる。空だからカラダ。諦念が生き延びる知恵、要はだましだまし。

  • きょん

    戦後、そして高度成長期に日本は共同体社会を捨ててサラリーマン社会に突入。しかしサラリーマン社会はいらなくなれば捨てられる共同体であった。そこには宙ぶらりんの死が残される。人が死ねる家、人との付き合いはほどほどにして、自然と触れあう。コロナをきっかけに都会と地方を上手く行き来したり移住するのもありだと思う。

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