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こわい本 11 猫 角川ホラー文庫

Umezu Kazuo

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041123485
ISBN 10 : 4041123488
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2022
Japan

Content Description

猫ぎらいの城主の長男・秀信が残虐な仕打ちを繰り返す「猫面」。加賀の領主は娘の雪姫を毒殺。姫が最期にほった猫の像が、現代の加賀家末裔の庭から掘り起こされると異変が…「ねこ目の少女」。城主・柴田勝之進は医者の竹庵に腹を立て、一家全員を殺害。竹庵の飼い猫のクロは柴田家への報復を誓う。時を越え、クロの復讐劇が始まる「黒いねこ面」。書籍収録初の「黒ネコクロベエのゆいごん」の計4作を収録したスペシャル編集版。

【著者紹介】
楳図かずお : 1936年、和歌山県高野町に生まれ、奈良県五條市で育つ。小学校4年生で漫画を描き始め、高校3年生の時、『別世界』『森の兄妹』をトモブック社から単行本で出版し、デビュー。『へび少女』『猫目小僧』などのヒット作により、“ホラー漫画の神様”と呼ばれる。『漂流教室』ほかで小学館漫画賞受賞。一方、『まことちゃん』でギャグの才能も発揮。作中のギャグ、“グワシ”は社会現象となった。このほか、数多くのヒット作を生み出す。その他、タレント、歌手、映画監督など多数の肩書きを持ち、様々なジャンルで活躍中。2018年、『わたしは真悟』で仏・アングレーム国際漫画祭「遺産賞」受賞。また同年度、文化庁長官表彰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • keroppi

    第10巻「顔」と同時発売になった第11巻「猫」。角川ホラー文庫のオリジナル編集。2022年2月22日のスーパー猫の日の発売だったのだが、猫好きには耐えられないような残酷描写の連続。ページをめくった途端に串刺しにされた猫たちが😱。この「猫面」は映画「世界残酷物語」が大ヒットした頃に描かれたようで、決定版の残酷描写を目指したらしい。確かに拷問も含めて残酷描写が続き目を背けたくなるほど。他の漫画は時代を超えて猫の怨念が襲いかかる恐怖がいっぱい。楳図さん猫が嫌いなのかと思ったら、後書によると大好きなんだとか。

  • 鱒子

    今回は「猫」がテーマ。かねてより噂には聞いていた 赤んぼう少女 じゃない方の「たまみ」(黒いねこ面)が載っていてとても嬉しいです。「猫面」凄まじい漫画でした。全10巻刊行予定の11巻目ですが、果たして12巻も出るのかな?巻末寄稿は綾辻行人さん。

  • あたびー

    楳図先生はむしろ猫はお好きなのだそうです。そしたらこんなに猫をイジメるシーンをたくさん描くのはお辛かったのじゃないかしら。「猫面」猫嫌いで猫を虐殺する城主に生まれた世継は猫そっくり。狙いを定めた腰元を妻にするために残虐非道な仕打ちを。これでもかと繰り返される迫力のある残虐シーンにちょっと消化不良気味です。「ねこ目の少女」また猫嫌いの城主に猫そっくりの娘が。時代は下って子孫に降りかかる猫の呪い。

  • ぐうぐう

    猫がテーマとなる『こわい本』11巻。冒頭に配置された「猫面」が、とにもかくにも凄い。猫を嫌う城主が猫を殺しまくった挙句、生まれた息子が自分が殺した猫そっくりの顔であるという因果。読み進めていくと、猫の怨念というよりかは、美醜についての物語のように思えてくるが、読み終えるとそうでないことがわかる。残虐性に抵抗し、敵を倒す過程でおのれが残虐性に呑まれてしまう皮肉な展開は、まさしく人の弱さや愚かさを描いている。そんな中にあって、梓のまっすぐな愛に人間の救いを感じるのだ。

  • cithara

    ホラーにはやっぱり猫が似合う。私も飼っているので分かるけど、あの得体の知れなさがいいんだよね。ツンデレでもあるし。それに比べて犬は分かりやすすぎて人情ドラマがぴったりという感じ。他の動物(鳥とかウサギとか)は私には未知すぎてどう扱っていいか分からない... 『黒い猫面』に出てくる「たまみ」って楳図先生の『まことちゃん』に出てくる「赤ん坊少女たまみ」のことかしら? はるか昔に読んだのだけど、インパクト強くてまだ憶えてる。本書を読むと、先生はやっぱり猫に惹かれているのだなと分かる。『猫目小僧』はぜひ読みたい。

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