VdGの最後にして唯一のライブアルバムとしてLP２枚組で発表された作品だが、残念なことにCDは１枚で南極か削られている。削られた曲はベスト盤の”I Prophesy Disastar”で聴ける。末期はスタジオ作品１枚のみで活動期間も長くはなかったがそのときのライブだけが残されると誤解も生まれるが、”Maida Vale”と合わせて聴いてほしい。

前期と後期からそれぞれBBCでのライブ。タイトルはBBCのスタジオの名前。エコーが強めではあるが、音質はクリアで力強い。スタジオ盤を好きならばこれは買いです。

1stを除くスタジオ作品からと、人気曲「テーマ・ワン」をすべてりマスターでの収録は、「ザ・ボックス」とはまた違った意味で魅力的。初心者にはもちろん、筋金入りのファンにも現時点で唯一のりマスター版であることでお勧めです。選曲？もちろん人気曲ばかりなので安心。

Robert Frippが参加していることで有名だが、そんなことはどうでもいいくらい楽曲が素晴らしい作品。前期の最後のアルバムとして後期の”Godbluff”と並ぶ傑作。

前期の名作。長い曲３曲で構成されたこのアルバムは、自己を見つめる真摯で謙虚な視線を感じさせるもので、ストイックな緊張感が全編を通じて流れている。自分をじっと見つめなおしたい人は聴くべし。

PH自身が認めるVdGGの最高傑作。タイトルは「神をも脅かさんばかりの」素晴らしい音楽を作り上げたという自負からつけられた造語。ここで聴ける４曲の完成度、緊張感、お遊びの要素、何をとっても素晴らしい。

House With No Doorは紛れもない名曲！埋もれさせたくない。

KILLERは、間違いなくハミルの曲ではベスト1。ライブでの鬼気迫る演奏に比べるとおとなしいけれど、これ1曲の為にこのアルバムを買う価値はある。ある。ある。

1曲目ｱﾝﾀﾞｰｶﾊﾞｰﾏﾝからいっきに聞かせてくれます。ウンコ洩らしそうなハミルのvoを楽しもう！

この値段でこの2枚を聴けるのはお得だと思います。しかしなぜこの2枚をパッケージ化したのか、意図はいまいちよくわかりません。どうせなら、FIRST GENERATIONとSECOND GENERATIONをセットにしてもらえれば、良質なベスト盤ができたのではないかと思います（以前に出たボックスセットは、未発表曲が多く、それはそれでいいと思いますが、純粋なベストとはいいにくい）。まぁ、このようなバンドは、ベスト盤ですべてを理解できるはずはなく、アルバム単位で聴くのが良いとは思いますが。装丁はこの値段ですので、期待してはいけません。ブックレット（ペラ紙）やアートワークはそれなりのものです。音は確かGODBLUFFが2005年のリマスターで、もう一方は初出のままだと思います。