Vinyl Import

Requiem : Nikolaus Harnoncourt / Vienna Philharmonic, E.Mei, B.Fink, Schade, d'Arcangelo, etc (2LP)

Verdi (1813-1901)

User Review :5.0
(7)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
88985341981
Number of Discs
:
2
Label
:
RCA
Format
:
Vinyl
Other
:
Limited,Import

Product Description

ヴェルディ:レクィエム(2LP)
ニコラウス・アーノンクール&ウィーン・フィル

完全生産限定 180g重量盤

精神の奥底から照射される永遠の安らぎへの深い祈り。
アーノンクールとウィーン・フィルによって、混沌の時代に捧げられた全く新たな「鎮魂歌」!

【アーノンクール75歳の充実を刻み込んだ迫真の名演】
アーノクールが自らの75歳の誕生日(2004年12月6日)の直後に行われたウィーン・フィルとの演奏会で取り上げたのは、何とイタリアのオペラ作曲家として名高いヴェルディの筆になる宗教音楽の最高傑作『レクィエム=死者のためのミサ曲』でした。アーノンクールのヴェルディ録音としては2001年録音の『アイーダ』(TELDEC)に続く第2弾となったもので、2001年夏のグラーツ・シュティリアルテ音楽祭において、ヨーロッパ室内管弦楽団およびアルノルト・シェーンベルク合唱団を指揮して初めてこの作品を演奏したアーノンクールが、満を持してウィーン・フィルと「ヴェル・レク」録音に取り組んだ演奏会でした。単なるイタリアの熱血的爆演とは一線を画し、作品の知られざる魅力を明らかにするアーノンクールのもと、エヴァ・メイ、ベルナルダ・フィンク、ミヒャエル・シャーデ、イルデブラント・ダルカンジェロという旬の名歌手達の緻密な歌唱、そしてアーノンクールの音楽を知り尽くしたアルノルト・シェーンベルク合唱団の見事なハーモニーが、この有名な作品においてこれまで聴くことの出来なかった解釈を成し遂げています

【これまで聴いたことのない感動を味わえるアーノンクールならではの個性的な名演】
この演奏は、実際にコンサートで接したジャーナリストからは、「アーノンクールは作品の持つ劇的な要素を徹底的に排することによって、別の意味でのリアリティを伴った劇性をこの作品から引き出すことに成功した。それは生半可な気持ちで聞き流すことが出来ない恐ろしい音楽である」(岡本稔氏)、「一切の虚飾を排した、実にストイックで精神性の高い演奏であり、聴いていて思わず襟を正さざるをえない厳しい音楽だ。これこそが「死者を弔う音楽」本来の趣旨に沿った解釈であることは一目瞭然である」(山崎睦氏)と評され、ウィーンでも大きな話題となりました。通常の演奏とは異なり、ヴェルディの生前に行われていたように「怒りの日」の後で休憩を入れ、また休憩後は合唱団の各声部の配置を変えることで、後半の「サンクトゥス」の二重四部合唱に相応しい響きを生み出したり、低音部の金管パートには「トロンボーンの響きと融合するように」と希望していた作曲者の意図を尊重して、テューバではなく、ヴァルヴ付きのバス・トロンボーンを使用するなど、アーノンクールらしいこだわりが込められています(もちろん弦楽器は対向配置)。また、独唱者は作曲者によって指定された箇所以外はポルタメントを控え、通常は無視されることの多い、合唱パートの一部を合唱団の各パート4人づつに歌わせるという指示も遵守されています。

【「黄金のホール」の美しい響きを完璧に捉えた名録音】
録音は、テルデック時代からアーノンクールの録音を手がけてきたテルデックス・スタジオによるもので、ウィーンのムジークフェラインザールの美しい音響と演奏の広大なダイナミックレンジを完璧に収録しています。(輸入元情報)

【収録情報】
● ヴェルディ:レクィエム(死者のためのミサ曲)


Disc1
I. Requiem & Kyrie
II. Sequenz: Dies irae
 Dies irae
 Tuba mirum
 Liber scriptus
 Quid sum miser
 Rex tremendae
 Recordare
 Ingemisco
 Confutatis
 Lacrymosa

Disc2
III. Offertorio
 Hostias
IV. Sanctus
V. Agnus Dei
VI. Libera me
 Libera me
 Dies irae
 Libera me

 エヴァ・メイ(ソプラノ)
 ベルナルダ・フィンク(メゾ・ソプラノ)
 ミヒャエル・シャーデ(テノール)
 イルデブランド・ダルカンジェロ(バス)
 アルノルト・シェーンベルク合唱団
 エルヴィン・オルトナー(合唱指揮)
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ニコラウス・アーノンクール(指揮)

 録音時期:2004年12月8-11日
 録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
 使用楽譜:デイヴィッド・ローゼン編の新批判校訂版(1990年UCP/Ricordi社刊、ヴェルディ全集、WGV III/I)

 180グラム重量盤(製造:ドイツ「オプティマル・メディア」)

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Comprehensive Evaluation

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清浄さが昇華したrequiemです。イタリア風...

投稿日:2009/08/05 (水)

清浄さが昇華したrequiemです。イタリア風のdramaticで線の太さ色の濃さとは別の方向性の演奏です。Meiのどこまでも伸びてゆく声、合唱の透明度、VPOの節度ある抑制、等アーノンクールの意図が自然な形で隅々まで行きわたっています。彼のマタイ受難曲を思い浮かべながら聞いていました。誠に素晴らしい、希有の演奏です。

感傷詩人 さん | 岐阜県 | 不明

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この曲は大好きですが、好きになったきっか...

投稿日:2009/05/24 (日)

この曲は大好きですが、好きになったきっかけはこのCDです。このSACDをマルチチャネルで聴くとホールにいるような感覚になる上、ソリスト達の声が非常にきれいで、このような素晴らしい曲だったことに気付きました。その後、カラヤン、アバド、ゲルギエフなど買いましたが、この演奏が一番録音もよくかつてのアーノンクールの演奏とは思えないほど美しい演奏です。SACDマルチ環境を持っている人は、絶対買うべきSACDです。

KANA07 さん | 石川県 | 不明

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ブルックナーの交響曲はここかしこに美しい...

投稿日:2009/05/19 (火)

ブルックナーの交響曲はここかしこに美しいメロディがちりばめられている。SACDで聴くこの交響曲は、5ch/2chの別なく生演奏に近い音色を持っていて、繰り返し聴くことの多い1枚になっている。生演奏では高関健指揮群馬交響楽団(2008年)が良かった。

Arc-en-ciel さん | 群馬県 | 不明

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