CD Import

Die Walkure : Simon Rattle / Bavarian Radio Symphony Orchestra, Skelton, Halfvarson, Rutherford, Westbroek, Theorin, Kulman, etc (2019 Stereo)(4CD)

Wagner (1813-1883)

User Review :4.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
900177
Number of Discs
:
4
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


ラトルとバイエルン放送交響楽団による『ワルキューレ』登場!

サイモン・ラトルの指揮によって2019年1月〜2月にコンサート形式で上演された『ワルキューレ』。ラトルのワーグナー解釈は、前作『ラインの黄金』から4年を経て更に磨きがかかり、壮大なドラマ全体をきっちり見据えた演奏が繰り広げられています。
 今回の演奏も、前作と同じく歌手陣のすばらしさが特徴。前半のドラマで中核をなすジークムントは、現在「最も輝かしいヘルデン・テノール」として評価されるオーストラリア出身のステュアート・スケルトンが演じ、ジークリンデ役にはオランダ出身のエヴァ=マリア・ウェストブロークを起用。優れたワーグナー歌手として知られる彼女の持ち味をラトルが丁寧に引き出しています。フリッカ役は前作と同じエリーザベト・クールマンが演じていますが、ヴォータン役はミヒャエル・フォッレから英国の俊英ジェイムズ・ラザフォードが引き継ぎ、若々しく伸びやかな声を披露。また、ブリュンヒルデ役イレーネ・テオリンのヴェテランらしい貫禄の歌声は他を圧倒、幕切れの『ヴォータンの告別』での二重唱でも彼女の歌声は抜群の存在感を放ちます。また、物語の要となるワルキューレたちにも優れた歌手が配されており、瑞々しく力強い歌声を楽しむことができます。
 全体をまとめるラトルの指揮は、シャープな表現をオーケストラに求めることで、世界最高のアンサンブルであるバイエルン放送交響楽団から明快かつ美しい響きを紡ぎ出しています。(輸入元情報)

■関連情報
連載 許光俊の言いたい放題第276回『笑っちゃうほど楽しい「ワルキューレ」』

【収録情報】
● ワーグナー:『ワルキューレ』全曲


 ジークムント…ステュアート・スケルトン(テノール)
 フンディング…エリック・ハーフヴァーソン(バス)
 ヴォータン…ジェイムズ・ラザフォード(バリトン)
 ジークリンデ…エヴァ=マリア・ウェストブローク(ソプラノ)
 ブリュンヒルデ…イレーネ・テオリン(ソプラノ)
 フリッカ…エリーザベト・クールマン(メゾ・ソプラノ)
 ゲルヒルデ…オルウィン・メラー(ソプラノ)
 オルトリンデ…アンナ・ガブラー(ソプラノ)
 ヴァルトラウテ…ジェニファー・ジョンストン(メゾ・ソプラノ)
 シュヴェルトライテ…クラウディア・ヘックレ(アルト)
 ヘルムヴィーゲ…キャサリン・ブロデリック(ソプラノ)
 ジークルーネ…エファ・フォーゲル(メゾ・ソプラノ)
 グリムゲルデ…アンナ・ラプコフスカヤ(アルト)
 ロスヴァイセ…ジモーネ・シュレーダー(メゾ・ソプラノ)
 バイエルン放送交響楽団
 サー・サイモン・ラトル(指揮)

 録音時期:2019年1月29日〜2月10日
 録音場所:ミュンヘン、ヘルクレスザール
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)


Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
☆

4.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
1
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
☆
ラトルがロンドンを去ってミュンヒェンに行...

投稿日:2021/01/17 (日)

ラトルがロンドンを去ってミュンヒェンに行くという報道には快哉を叫びましたね。私と同い年だが、まだ楽隠居をする気は全くないらしい。ラトル、ゲルギエフ、ユロフスキを擁することになるミュンヒェンとベルリンの対抗意識はますます面白いことになりそう。さて、そこでこの『ワルキューレ』だが、エクサンプロヴァンスで収録されたベルリン・フィルとの録画(2007)の頃にはまだあった新味狙いの意識はもはやない。あの頃目指した「もう少し熱いブーレーズ」スタイルはちゃんと実質を伴った音楽になっている。 ただし、歌手陣は何とも残念。カウフマン/カンペ/ステンメと望みうる最高の歌手たちをゲルギエフの盤に取られてしまったのが痛い。中ではスケルトンが比較的良いが、ウェストブレークはやはり苦手。ジークリンデが若い男をつかまえてベッドに引きずり込む毒婦のように聞こえてしまうのは何ともまずい。テオリンも悪くはないが、どうしてもステンメより落ちる。ラザフォードは健闘しているが、ブリュンヒルデとの近親相姦的な愛の交歓(第2幕冒頭)から避けがたい神々族の破滅を前にした絶望(「終わりだ das Ende!」)まで演じなければならぬ『ワルキューレ』のヴォータンはまだ若い歌手には難しすぎた。『ラインの黄金』で素晴らしかったミヒャエル・フォレを確保できなかったのは痛すぎる。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

4

Recommend Items