Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• masa@レビューお休み中

  読了日：2014/04/17

  男の嫉妬は見苦しい。女の嫉妬も見苦しいかもしれないが、男の恋の嫉妬は目も当てられないほど見苦しい。それは、かくの美男子である光源氏ですら、そうなのだ。正妻である、女三の宮を柏木の中納言に寝取られてしまう。源氏は、愛していないはずなのに、浮気の事実を知った途端、怒り狂うのだ。女三の宮には嫌みを言い、すげ無く取り扱う。そして、柏木にはぐうの音も出ないほどに威嚇して立ち直れない状態にさせてしまう…。老い衰えてしまったことを受け入れることができない光源氏は、まだどこかに行こうと足掻いているようにすら見えてしまう。

• あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ·天久鷹央と続々アニメ最高です！！(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)

  これで古文を。

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  読了日：2018/05/27

  再読。

• HMax

  読了日：2020/05/31

  「色は匂へど　散りぬるを　我が世誰ぞ　常ならむ　有為の奥山　今日越えて　あさき夢みし　酔ひもせず」。さすがに男女の関係に食傷気味になってきましたが、この巻は美しい歌が多く、雅の世界を感じることが出来ました。1000年前の昔、命とは儚いものであったのですね。柏木ー雲隠

• べる

  読了日：2021/07/13

  【再読本】雲居の雁一筋で子沢山の夕霧が新たな恋をして驚いた。理性で抑えようとするほどに溢れる想いを皆抱えている。源氏最愛の妻の死。初めは藤壺への想いを重ねていたが、紫の上自身を愛していたのだと亡くなってから気付く。紫の上は｢殿の浮気心を忍び、悲しくてつまらない人間にはならないで。殿の愛だけにすがって生きるのは女性にとって最高な生き方とは言えない。殿に左右されない確かなものを持つ女として生きて欲しい。でも人を愛し、愛されたことは幸せだった。｣と言う。あなたこそが私の人生、すべて。切なくも美しく輝き続ける。涙

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