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新訳ハムレット

William Shakespeare

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784042106142
ISBN 10 : 4042106145
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2003
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ。―」王子ハムレットは父王を毒殺された。犯人である叔父は、現在王位につき、殺人を共謀した母は、その妻におさまった。ハムレットは父の亡霊に導かれ、復讐をとげるため、気の触れたふりをしてその時をうかがうが…。四大悲劇のひとつである、シェイクスピアの不朽の名作。ハムレット研究の若き気鋭が、古典の持つリズムと日本語にこだわり抜いた、読み易く、かつ格調高い、画期的新訳完全版。

【著者紹介】
ウィリアム・シェイクスピア : 1564年、イギリス中部のストラットフォードで、商業を営む父と旧家出身の母との間の第三子として生まれる。1582年、十八歳で八歳年長のアン・ハサウェイと結婚、一男二女をもうける。故郷をはなれ、1592年頃にはロンドン演劇界で劇作家として幸運なスタートを切る。1594年、新しく組織された劇団「宮内大臣一座」の幹部座員として名を連ね、俳優兼座付作者として活躍、次第に独自に戯曲を書くようになる。およそ二十年間劇作に専念し、劇作家として名をなす。1616年没

河合祥一郎 : 1960年生まれ。東京大学およびケンブリッジ大学より博士号を取得。現在、東京大学大学院総合文化研究科助教授。イギリス演劇・表象文化論専攻。著書に第23回サントリー学芸賞受賞の『ハムレットは太っていた!』(白水社)など。気鋭のシェイクスピア研究者の一人である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 優希

    角川文庫で再読です。シェイクスピアの4大悲劇のひとつなだけあり、圧倒されました。父王を殺した犯人に復讐を遂げるため、気の触れたふりをするのは、復讐の時を測っていたのでしょうね。野村萬斎の依頼で翻訳されたそうですが、セリフ回しとか好みです。

  • nobi

    初めて読むハムレットがこの河合祥一郎訳だったのは好運。翻訳を委託した野村萬斎氏が一行一行声に出して読み上げダメ出しすることで鍛えられたと訳者談。「台詞が持つ命を生かして」どの場面もテンション高く言葉遊びも見事。それでも少し違和感が…。現代日本の標準語の問題か?歌舞伎や狂言の口上風の劇中劇の台詞はしっくりくるけれど、ハムレット自身の優柔不断の嘆きにも母親に浴びせる罵りの言葉にも、どこか人工的な響きを感じてしまう。とはいえ魂の籠もった言葉が発せられていたであろう時代を感じる。きっと何度もここに戻ってくるはず。

  • goro@80.7

    「ロミオとジュリエット」に続いてシェークスピア2冊目を読了。こんな悲劇だったのね。400年以上前に書かれたものだけどハッとするセリフになんだか納得。短いのは女の愛で、悪事は必ず露見するのだ。そして誰もいなくなった。だね。金子國義のカバーが気に入りました。

  • 著者の生き様を学ぶ庵さん

    薀蓄深き河合祥一郎訳・F版ハムレット。場面展開や順番、台詞の話者がQ1・Q2とかなり異なる。「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」という有名な訳は河合ハムレットで「初めて世に出た」のは新発見。「孝ならば忠ならず」のハムレットには、@自身がポローニアスを殺したことにより愛するオフィーリアが発狂して水死、A王への復讐の過程で母が毒杯を仰ぎ死亡、B王の企みによりレアティーズの剣先の毒にあたり、自らが死亡、C父が守ったデンマークを乗っ取ろうとしたフォーティンブラスが労せず入手の4点全てが悲劇であった。

  • 九鳥

    どうしてもこちらも読みたかったので今回は2冊読み比べ。口承芸能である狂言師の野村萬斎氏による監修ということもあり、こちらは文芸としての完成度よりも「これが舞台に上がるのを見てみたい」という気にさせる翻訳だった。ト書きが新潮よりも少なく、耳にすることを前提に平易で韻を多用した台詞の応酬。それぞれによさがあると思った。

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