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三島由紀夫vs東大全共闘 1969-2000

Yukio Mishima

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784894341951
ISBN 10 : 4894341956
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2000
Japan

Content Description

三島由紀夫没後30周年記念。三島と激論をかわした小阪修平、芥正彦らが、三島が残した課題に新鮮な切り口で迫り、三島由紀夫像を刷新。

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語彙の豊富さ、表現の豊さ、思考の複雑さ、...

投稿日:2021/02/23 (火)

語彙の豊富さ、表現の豊さ、思考の複雑さ、知識、教養の広さ、全て本物! 日本文化に関する知識、教養は、他の追随を許さない三島由紀夫の討論会の資料といっても良い本

Joe さん | 大阪府 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 獺祭魚の食客@鯨鯢

     ブルーカラー職場の管理をしています。最小労働で最大の利益を得ようとすることが多く高い意識を持って働く人間は少ない。workerではなくlaborばかり。  一人がサボタージュすると我も我もと低い方へ流れる。「あの人間が許されるならば、自分も我慢する必要はない。」と。「みんなで○○すれば怖くない」という意識がキャップ(蓋)になっている。  丸山眞男も三島由紀夫も、あの学生運動がオピニオンリーダー的な活動をせず過激化して自滅して社会の支持を失っていった様子にどのように思っていたでしょう。

  • やまやま

    討論から三十年を経て「近代の超克」を名打っているのは廣松渉氏を横目でみているのかもしれません。全共闘AやCといった人たちが実名で登場しているので、もし映画を見た人が本書を参照すると実情の理解が深まるのではと思います。本書から、いかに知識の卓越性を境界内で競っているのかよくわかり、学生運動で否定を求めた大学アカデミズムを凌ごうとして結局当否のわからない固有名詞の羅列になってしまっているのは残念なことでした。また、柄谷行人氏の「全共闘は不勉強」ということへの芥氏の反論は日頃の威勢を感じませんでした。

  • amanon

    この討論から今や二十年以上…今時の若い人達がこれを読んでどんな印象を抱くのだろう?刊行当時で既に今更感があったはず。実際に読み返してみて、インテリ親父が小難しい言葉を使って観念論を弄んでいるという印象を受ける人が大半ではないか?そして「やっぱりこれだから左翼・全共闘は…」という結論に至りそうな気がする。ただ、同時にこの討論の参加者達は大変な時代を生き、それこそ実存をかけてその場に対峙していたという印象も拭えない。それに未消化部分も多く、要再読かも。廣松への言及が多いのが意外でもあり、また興味深かった。

  • 寅次郎

    当時の現役東大生に対して一歩も譲らなく、敢えて余裕を見せている場面も数々。

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