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プア・ジャパン 気がつけば「貧困大国」 朝日新書

Yukio Noguchi

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022952356
ISBN 10 : 4022952350
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2023
Japan

Content Description

あなたは既に「貧民」かもしれない―“瀕死の病人”日本経済の処方箋を示す!かつて、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」とまで称されたこの国は大きく退潮し、購買力は先進国で最低レベルに落ち込んでいる。国民の多くが自覚のないままに、経済大国から貧困大国に変貌しつつある日本経済の現状と展望を、60年間世界をみつめたエコノミストが分析する。

目次 : 第1章 気がつけば、「プア・ジャパン」/ 第2章 昔はこうでなかった/ 第3章 これから賃金は上がるのか?/ 第4章 増大する財政需要と政治家の無責任/ 第5章 デジタル化の遅れが日本の遅れの根本原因/ 第6章 高度人材を日本に確保できるか?/ 第7章 日本再生のエンジンは、デジタル人材

【著者紹介】
野口悠紀雄 : 1940年、東京生まれ。63年、東京大学工学部卒業。64年、大蔵省入省。72年、エール大学でPh.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授(先端経済工学研究センター長)、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを歴任。一橋大学名誉教授。専攻は日本経済論。近著に『日本が先進国から脱落する日』(プレジデント社、岡倉天心賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • まゆまゆ

    過去の栄光にしがみつき、バブル期から社会構造が固定化されている日本。イノベーションの意欲がないのは、補助金によって産業が延命されてきたからで、加えて円安と低金利によって簡単に利益を上げることができる情勢だった。本来なら社会構造とビジネスモデルを根本から変更しておくべきだったが後の祭り。賃金を上げるために必要なのはやはりデジタル人材による高度な専門性の発揮、なのだろう。

  • newman

    面白かった。まずはビッグマックの値段が円換算して高い国があったり安い国があるのか納得できたのが嬉しかった。マックは労働集約型の産業で賃金が安い国は安くなる、なるほどと思った。そしてiPhoneが各国でなぜ高いかも分かった。提供する労働の質によって年俸が大きく差があるのは当然のことのように思えるが、日本では民間会社も公務員もトップでも平社員と何百倍と差は開いているわけではないから年賦1億円でコンピュータのプロを雇うのは難しいだろうなと思った。著者の切り口は爽やかで読んでいて心地よい。ただ現実の問題を(続く)

  • Melody_Nelson

    暗い気持ちになるが、現実を受け止める。円安は輸出企業にとっては良いけれど、為替によって利益がでるため技術革新が鈍ったのだとしたら情けない。そして、以前テレビで専門家が「円安の方が国内産業の空洞化を避けられるのでまだマシ」と言っていたが、本書で指摘されているように、円安だと優秀な人材が流出しがちだろう。教育の劣化や少子高齢化など、もっと前から対策できただろうことを後回しにしてきたツケが肥大化。現在の不満と将来への不安から、減税についても意見が割れている。どういう政策をとっていくべきなのか。

  • ossan12345

    コロナ禍を経て日本の衰退途上国化は一段と進んだ。その根拠を一つずつ挙げ暗澹たる気持ちにさせてくれる。従来散々指摘されてきた事項ばかりだが、それが本気で改善されなかった結果が招いた惨事だと思う。身の回りでも、コロナ禍後、色んなところで覇気というか、前向きな気持ちが無くなってきていると感じるなあ。物心両面で貧しさが際立ってきているように感じます。

  • kaida6213

    書いてあることはいちいち正しいと思う。じゃあどうするのってのは常に考えないといけない。個人だと限られる気がするけど。

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