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陰陽師 水龍ノ巻 文春文庫

Yumemakurabaku

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167920500
ISBN 10 : 4167920506
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2023
Japan

Content Description

不思議な童子の群が都にあらわれ、青疱瘡が広がる「野僮游光」、赤舞瘡から逃れようとする非情な左大臣を描く番外編「秘帖・陰陽師 赤死病の仮面」、蝉丸の悲恋が明かされる中編「蘇莫者」など全八話。物語の神に選ばれた作家は言う、「物語りは永遠に終らない」。尽きぬ着想、広がる想像、大人気シリーズ第17巻。

【著者紹介】
夢枕獏 : 昭和26(1951)年、神奈川県小田原市生れ。48年、東海大学日本文学科卒業。52年、「奇想天外」誌に「カエルの死」を書いてデビュー。『上弦の月を喰べる獅子』で、平成元年に第10回日本SF大賞を受賞。『神々の山嶺』で、10年に第11回柴田錬三郎賞を受賞。『大江戸釣客伝』で、23年に第39回泉鏡花文学賞、第5回舟橋聖一文学賞、翌年に第46回吉川英治文学賞を受賞。29年に第65回菊池寛賞を受賞。30年に紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    最新刊の陰陽師ですが単行本でも読んでいたので再読です。今回はコロナの現代を意識して、「野童游光」、「秘帖・陰陽師 赤死病の仮面」(番外編で身勝手な左大臣が主人公)で当時の流行病を書かれています。また今回は中編の「蘇莫者」で蝉丸の若かりし頃から現在までのはなしが語られています。それにしても晴明の相棒の博雅の笛の音は人の悪を失くしてしまうようですね。いつもながら楽しめました。

  • 眠る山猫屋

    今巻は博雅活躍巻。博雅の無私というか、“よい曲を奏でていたい”という気持ちだけしかない事が、まわりの人々や妖を、時に神仙さえも癒してしまう。誰かに褒めてもらいたい訳でも良き楽器を手にしたい訳でもない、ただその瞬間を、美しい音で満たしたいという博雅の願いは、きっと何かを超越しているのだろう。そしてそれを描く獏さんは凄い。『読人しらず』の太薫のような厄介者さえ慌てさせてしまう博雅の天賦の才、それを間近に感じている晴明の感嘆のため息が聞こえてくるようだ。

  • chiseiok

    あれれ、予想外に良かったかも。IWGP同様ルーティン読みのつもりでしたが、断然こっちの方が濃かった面白かった。衣良さん済まんですw。何しろキャラのポテンシャルが高いので、物語舞台にぽんと出しただけで勝手に怖くて哀しくて面白いお話をつるつると紡いでくれる(…ように感じるけど、それだけ獏さんが手練ってことか)。今回イノセントツートップの泣き虫博雅と恋バナ蝉丸、究極のあざとツートップ道満と晴明、コントラスト最高です。さらに唐突に異世界に迷い込んだような不安感を感じさせるラス前のお話も秀逸。獏さん枯れてないです。

  • 鷺@みんさー

    読み応えあるなぁもう!文字数やページ数だけでいくとかなりさくっとした連作短編なはずなのに、満足感がえぐいわ。勿論『赤死病』も面白かったし、『蘇莫者』は、その語源の由来といい、物語の壮大さも、陰陽師あるあるな女の凄まじさも、そして舞の描写の美しさもうっとりだった。しかし全体的に、「博雅よい漢すぎるブヒー🐷💨」て感じです!(頭悪い系感想w) いや、昔はやはり晴明さまの綺羅綺羅しさにキュンでしたが、この歳になって読むと、博雅なんつーイケメソ。→

  • みやび

    四季の移ろいと共に簀に座して、晴明と博雅がほろほろと酒を酌み交わす。そんな、いつもの光景が心地良い。だけれども、今回は晴明も博雅も登場しない異色作も収録されていた。ポーのオマージュである「赤死病の仮面」は、ミステリ好きとしてはそのタイトルから心惹かれるものがあるが、作品としても一際存在感を放っていた。他にも蝉丸の過去の悲恋を垣間見たり、所々で道満が絡んでいたりと盛り沢山な内容。個人的には「読人しらず」が可愛くて特に好き。博雅の無意識の超人ぶりを堪能出来る。「それにしてもおまえは得な漢だなあ、博雅よ」

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